YOU IN (ページ37)

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2人の想いページ37

___柾哉side.

京介が作詞した『YOU IN』

みんな、口には出さないけど

誰を考えて書いた曲かなんて、誰でも分かる

そんな中、YOU INの振り付けを

俺が担当することになった、

『…京介、これってさ』

京「うん、ズルいよね。分かってるよ、」

、ズルいという言葉で片付けようとするところが
本当にずるいよ、

京「でも、俺なりの、精一杯のAへの表現。柾哉くんみたいに俺は素直に表現出来ないから、それは柾哉くんがいちばんよく知ってるはずでしょ、笑」

素直に、か。

俺も素直に表現できるタイプじゃないんだけどな

京「でも、Aへの思いは、柾哉くんも同じなはずだから。だからこそ、柾哉くんに振り付けお願いしたいと思って、」

『…京介、俺もさ、』

今まで、立場を気にしてグッと堪えていた言葉が
すぐそこまで、

『俺も、さ、Aのこと好き、大切、いちばん大切。』

京「柾哉くん」

『プデュからずっと、本当に。この先A以上の人に出会えない確信があるほど、Aが大切。』

『この気持ちを聞いた上でも、俺が作ってもいいの、？』

京介の答えが返ってくるまでの15秒の沈黙が

いつもの15秒より、長く感じた

京「当たり前、てか、だからこそ柾哉くんにお願いしてる」

京「柾哉くんに、作って欲しいんだよ」

京介の言葉で、なんだか肩の荷がおりた様な感覚

京「俺たち、なんだかんだで似た者同士なのかもね、笑」

『…、たしかにな、笑』

京介は、俺の良き理解者でもあり大切な仲間、

でも、

Aのことだけは、手放せないんだよ

例え京介であっても