YOU IN (ページ22)

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今は、ページ22

___youside.

偶然公園で大夢に会ってしまった日から

1週間が経とうとしている

「Aの気が向いたらでいいからさ、笑」

と笑って去っていった大夢の姿が忘れられないまま

連絡先は、未だポケットの中

『…今…じゃないよね、』

自分から去った場所なのに

こうして今も未練タラタラな自分に腹が立つ

やっと夢叶えられたんだから、

やっとみんなに恩返しできるんだから、

今は頑張らないと

ソウォン「みんな、これから打ち合わせだって！マネージャーさんが呼んでるから会議室集合で〜」

『はーい』

マネ「みんなお疲れ様、デビュー期間の活動も一段落したところで早速なんだけど…本格的に日本デビューすることが決定したわ」

「「「日本デビュー！？！？！？」」」

ユナ「…え！？早くないですか！？」

マネ「そう、異例の早さよね…でもうちにはAとリンがいることもあって、やはり日本での注目度がすごく高いグループなの、人気や関心が高いうちにデビューすることでファンをより獲得しないと。」

ヘリン「信じられない…こんなに早く日本デビューなんて…」

リン「え〜ママとパパに会える〜ㅠㅠ」

可愛いマンネ、リンの発言に、会議室の空気は一気に和む

『いつから、本格的に動くんですか？』

マネ「とりあえずは、9月中旬のCDTVライブに出ることは決まっているわ。その後日本語verをリリースして、冬にはファンミーティングも決まっている。」

ソウォン「うわあ…本当に急ですね、頑張らないと」

マネ「忙しいスケジュールになるけど、ここが頑張りどころよ。みんなで力を合わせて成功したら、きっと今後に繋がるはず。」

ユナ「はい、全力で頑張ります。」

日本デビュー、か。

嬉しいようで、何だか浮かないようで、

マネさんから渡されたCDTVの資料を見ていると、

リン「オンニ、これって、」

『…、』

間違いない、出演者の欄にある名前は

紛れもなく私が大好きでたまらなかった場所、

『INI』

ソウォン「A、無理しなくても...」

『大丈夫だよ、みんなに私の成長した姿見せられるチャンスだし！』

と、明るく振舞ってみるが、これはある意味本音

ここで、逃げてしまったら

私がここでデビューした意味がなくなってしまう

一緒に頑張ってくれたメンバーの気持ちも、無駄にすることになる

『せっかくみんなと掴み取ったデビューだもん、どんな事があっても頑張るって決めたの、』

きっと、きっと、大丈夫、

今はこれで、