YOU IN (ページ19)

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秘密ページ19

___?side.

運命だと思った

まさか、こんなところでAに会えるなんて

韓国で合宿中、たまたま散歩している時に

ふらっと立ち寄った公園にAがいるなんて、

『A…？』

そう声をかけるとAはヘッドフォンを外して俺の目を見た

目をまん丸にして、

「………大夢？」

『やっぱりAだ、久しぶり笑』

黙り込んだままのA、きっとなんで俺がここにいるか分からないのと、黙っていなくなったことへの罪悪感があるんだろうな、全部顔に書いてある、笑

「…なんで、ここに」

『俺ら今、カムバ前に韓国合宿中。で、夜練習終わりふらーっと散歩に来たらAと会っちゃったってわけ笑』

「…そんなこと、偶然すぎるよ…」

『俺もそう思う笑あ、ここ座ってもいい？』

「、、良いけど…」

隣に座ってこうやって喋るのは本当に久しぶりだ

Aからは何も話してこない

『…元気だった？』

「元気だよ、みんなは？」

『良かった、俺らも変わらず元気だよ、みーんなうるさいくらいに、笑」

「…ふふっ、変わらないね」

そうやって笑うAの横顔を見て、変わらないのはAも同じだよなんて思う、

『… A、デビューしたんだね、おめでとう』

「、ありがとう、知ってるんだね」

『もちろん、韓国で大人気じゃん笑』

「そんなことはないよ、笑」

2年も会ってなかったとは思えないような、2年前と変わらないゆる〜い会話が続いていった

『じゃ、そろそろ俺帰るね、柾哉くんに怒られるし笑』

「、あのさ、大夢、私に会ったこと」

『言わないよ、大丈夫。2人だけの秘密にしとくから』

なーんて、ちょっとカッコつけたこと言ってみたり、笑

『あ、そうだコレ。』

「これって…」

『俺の連絡先。何かあったら連絡して、まあー何も無くてもいいんだけど、笑嫌だったらそのまま捨てて。Aの気が向いたらでいいから、みんなAのこと変わらず大好きだからさ、』

これだけ言い残してAの元を去った

この運命のような再会が、

俺らにとって良い方向に少しでも向かうことを願って…