YOU IN (ページ14)

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本当の想いページ14

デビューショーケースが無事に終わり、

みんなで宿舎に帰ってきた

明日も仕事があるが

ひとつ山場を超えたので、みんなでプチ乾杯

『おつかれー！』

リン「今日のオンニのコメントで泣いちゃいそうになりましたよ〜あれはずるいㅠㅠ」

ユナ「リン、ほんとに泣き虫だねㅋㅋ귀여워ㅋㅋ」

ヘリン「そういえばさ、A、私の事ずっと前から応援してくださってる方って言ってたけど…あれってなんの事？」

そういえば、メンバーには昔のこと話してなかったっけか

リンは日本人だから、さすがに知ってたけど、

もう、時効か。って、別に隠すことじゃないし…

『あれ、言ってなかたっけ？笑わたし、韓国に来る前、日本でPRODUCE 101 JAPAN Season2って番組に出てて。
本当は男の子だけのオーディションなんだけど、特例って形で参加させてもらってて笑そして12位でデビューが決まって、INIっていうグループに入ったんだけど、結成1ヶ月もないうちに脱退しちゃったの』

突然投下される爆弾話にポカーンとする韓国人メンバー達

ユナ「な、なんで脱退したんですか…？」

『逃げだね、完全に。私の逃げ。やっぱりさ、女の子1人って時点で私に対する誹謗中傷・アンチが本当に酷かった。別にわたし一人にアンチがつくのは痛くも痒くもなかったの、そんなの慣れっこだし笑でもね、大好きなメンバーたちのことも悪く言われるのが耐えられなかったの。このままわたしがINIに残ると、迷惑ばっかりかけてしまう、足を引っ張ってしまう…だから、やっと掴んだデビューだけどみんなに迷惑かける前にそっと身を消したいなと思って、メンバーたちには申し訳ないけど、脱退を選んでしまったんだ』

ソウォン「A……」

『ごめんね、変な空気にさせちゃったかも笑』

ヘリン「そんなことないよ、話してくれてありがとう。逆に言いづらいこと聞いちゃってごめん…」

ユナ「INIの方達は、オンニの本当の気持ち知ってるの？」

『いや、みんなには何も言わずに居なくなっちゃったの。言ったら必ず引き留められる、そんな確信があったから』

ソウォン「いい人たちなんだね、」

『うん、だからこそみんなのためにも絶対成功したいの。いつか笑ってありがとうって言える日まで…』

リン「オンニ〜ㅠㅠ オンニはひとりじゃないですからね！ㅠㅠㅠㅠ」

『また泣いてるよ〜ㅋㅋありがとう、みんな』

信頼できるメンバーに話せて、

少しスッキリしたような気がする。