YOU IN (ページ2)

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あの日のことページ2

____?side.

今日もいつもの毎日が始まる

俺たちはもうすぐ結成2周年を迎えようとしていて

2回目となるツアーも控えている

柾「よし、今日も練習始めっか〜」

柾哉くんの声で現場は一気に気が引き締まる

決して厳しく引っ張るリーダーではないが

そんなグループの雰囲気が大好きなんだよな、

だから、どんなに忙しい日々でも頑張れる

本当に俺は、この仕事が大好きだ

ただ、

『もう2年も経つのか…』

匠「なーんか浮かない顔しとるな〜！

京介」

悔しいが、こいつにはいつもお見通しだ…

京「…え？あいや、オーディションからもう2年も経つんだな、早いなって思ってさ、ただ…」

匠「Aのことやろ？」

あまりにもド直球な匠海に、何も言えなくなる

匠「俺もなーたまに考えんねん。このグループに、INIにAが居たらどうだったんやろって。」

京「…匠海、」

匠「A、今どうしてるんやろな、元気でいてくれたらそれで良いけど」

京「…誰とも連絡すらつかないからね」

匠「俺らも、前向いて頑張らなあかんな、」

いつ、どんなときも思い出すのはAのこと、

あの日から、1度も忘れたことなんてないよ

ねえ、A、せめてもう一度だけ、

俺らの前に現れてくれなんて言ったら

我儘かな、