くろお てつろう 3 ページ24
目が覚めてから30分程だった。
体育館の電気が壊れて部活が出来ないので今日はオフ
ゆっくり寝ててもいいのだが、
慣れなのかいつもの時間に起きてしまった。
隣を見るが起きる気配はない。
すやすやと気持ちよさそうに眠っている。
今日は普通に寝ているがお得意の寝癖はしっかり着いている。
「ほっぺ柔らかそう…。」
吸い込まれるように指をほっぺにツン、とやる。
ぷにっ
すべすべで柔らかく気持ちがいい。
「んん、」と声を漏らし少し顔をしかめる。
が、まだおきない。
癖になるやわらかさで、つんつんして遊ぶ。
「おきてよ、寂しいんですけど〜」
なんて言いながら突いていると、
動きが止まる自分の手、そして手に感じる温かさ。
「何してくれちゃってんの」
「ごめんごめん」
「はよ」
「おはよう。」
ふぁ〜と、欠伸をしている。
「寂しいんですけど〜とか言っちゃって」
「うるさい。」
ニヤニヤしながら距離を詰めてくる。
彼から自分とおなじシャンプーの香りがする。
恥ずかしさから背中を向ければ、
「Aの真似〜」とか言いながら背中を突いてくる
聞かれていたという恥ずかしさで顔が赤くなる。
見られたらいじられるだろう。
ギュ、と目をつぶり恥ずかしさに耐えていると
「寂しいんだけど」
さっきとは違って甘えたような声。
どくっどくっと心臓が早く動くのがわかる。
「な、何さ。」
少し裏返る声。
「ねぇ」と耳元で囁かれ、後ろから腰に回ってくる腕
「こっち向いてくんねーの？」
寝起きなせいか少し掠れた低い声にぞく、としてしまう。
「…向かない」
そう言えば、「へぇ 」と言い腕を緩めた。
途端、感じる腹部への重み。
パッと見あげれば彼の顔。
「真っ赤じゃん」
なんて言って笑ってる。
その言葉でさらに赤くなっていく顔。
当たり前に力で勝てるわけなく、避けることも出来ない。
「A」
そういい、徐々に近付いてくる彼の顔。
甘えた声で呼ばれ、見つめることしか出来ない。
ずるいよ。
ちゅ、と額にされるキス。
思わずポカンとしてしまう。
「何、ここが良かった？」
そういい唇を触ってくる。
「そーゆーの、ずるい。」
「なんの事やら。」
顔を、大きい手で包まれる。
そして段々と近付く私たちの距離。
唇に感じる彼の体温。
あぁ、甘いよ。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
酸さんリクエストありがとうございました！
続く (更新停止中)
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よーぐると(プロフ) - あおと。さん» いえいえ！そんな最高だなんてありがとうございます、、。はい、まだまだ頑張ります。これからもよろしくお願いします！ (2020年5月25日 3時) (
レス) id: 18796295b5 (このIDを非表示/違反報告)
よーぐると(プロフ) - ゆきさん» なるほど！ありがとうございます。ふたつ作る予定なのでやらせていただきます！ (2020年5月25日 3時) (レス) id: 18796295b5 (このIDを非表示/違反報告)
あおと。 - よーぐるとさん» リクエスト書いて頂きありがとうございました！すっごい…最高でした… 無理せず、体調に気を付けて更新頑張って下さい…！ (2020年5月17日 0時) (レス) id: ad151c8132 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく見てます！私事なんですけど、最近逆トリップにハマってまして… ハイキューの澤村大地が逆トリップしてきたというやつを見てみたいです！よろしくお願いします！ (2020年5月7日 3時) (レス) id: f2210e5d08 (このIDを非表示/違反報告)
よーぐると(プロフ) - 涼花さん» リクエスト了解です！ (2020年5月7日 3時) (レス) id: 443ed4b0cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よーぐると | 作成日時：2020年3月12日 22時
