こづめ けんま ページ8
合宿5日目の朝。最終日である。
ドアを開ければ、すやすや眠る選手たち。
5日目ということもあり、疲れが溜まっているのだろう。少し罪悪感を感じるが皆を起こしていく。
「クロ、起きて」
「やっくーん、おはよ！」
「リエーフ！！朝！」
そう言っていくとまだ開かぬ目を擦りながら「おはよ」と返してくれる。ずっとこれなら可愛いのにな、なんて思う。
そんで見かけによらず厄介なのが
「研磨〜。起きて。」
研磨である。声をかければきゅう、と体を丸くしてまた寝始める。ほんと猫みたい。
「みんな着替えてるよー」
「知ってる………」
目が開いたと思えばまたすぐ閉じられ眠りに入る。
すると、正座をしていた私の膝に頭を乗せて
すりすり、と頬を付けてくる。猫みたい。
頬を撫でてあげれば「んんぅ」という声。
猫みたい(2回目)
胸きゅん、とはこういうことを言うんだなと学んだ。
「先行ってるぞー」
「うん！起こしたらすぐ行く。」
着替えが終わっていた選手は皆ご飯を食べに向かっていった。最後にクロがパタン、とドアを閉め2人きりになる。
「研磨？みんなもう行っちゃったよ。」
すると、ゴロンと寝返りを打ち、私の膝からは落ちていった。手をグーにして目を擦り、「眩しい」とつぶやく研磨。
「まずは着替えよ！間に合わなくなっちゃう。」
「ん、」
Tシャツを渡せば素直に受け取り着替える研磨。
寝起きだからか、まだ意識ははっきりしていないようだ。後頭部の髪の毛もぴょん、とはねている。
「さ、行こ。」
「まって。」
どうした？と振り向けば腕を引っ張られ、座らされる。
すると、体中に感じる温かさ。背中にまわされる腕。
腕から伝わる力の強さから、やっぱり男の子だなと思い、胸がなる。
「クロたちがいたら、こういうこと出来ないから。」
「け、けけ研磨？」
多少裏返る声で名前を呼べば、彼はずっと離れ
私を見つめる。
「いや？」
「そ、そんなんじゃないよ、！」
そういえば「そう」と言い見つめられる。
そんな熱い目で見られたら、逸らすことなんて出来ない。
「Aって、いまいちよく分からない。」
「え、いきなり何？」
そう言い彼を見れば少し目が光って見えた。
「Aのこと、攻略してあげる。」
＿＿＿＿ゲームより面白いよ。
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皐月さんリクエストありがとうございました！
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よーぐると(プロフ) - あおと。さん» いえいえ！そんな最高だなんてありがとうございます、、。はい、まだまだ頑張ります。これからもよろしくお願いします！ (2020年5月25日 3時) (
レス) id: 18796295b5 (このIDを非表示/違反報告)
よーぐると(プロフ) - ゆきさん» なるほど！ありがとうございます。ふたつ作る予定なのでやらせていただきます！ (2020年5月25日 3時) (レス) id: 18796295b5 (このIDを非表示/違反報告)
あおと。 - よーぐるとさん» リクエスト書いて頂きありがとうございました！すっごい…最高でした… 無理せず、体調に気を付けて更新頑張って下さい…！ (2020年5月17日 0時) (レス) id: ad151c8132 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく見てます！私事なんですけど、最近逆トリップにハマってまして… ハイキューの澤村大地が逆トリップしてきたというやつを見てみたいです！よろしくお願いします！ (2020年5月7日 3時) (レス) id: f2210e5d08 (このIDを非表示/違反報告)
よーぐると(プロフ) - 涼花さん» リクエスト了解です！ (2020年5月7日 3時) (レス) id: 443ed4b0cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よーぐると | 作成日時：2020年3月12日 22時
