くにみ あきら 2 ページ13
全校集会。本当は出席番号順だが、遅刻してしまい後ろの方に並んだ。少しして、サボろうとしていた国見が先生に連れられて隣に座ってきた。
「おはよ」
「…はよ」
特別接点がある訳でもなくただのクラスメイトという感じを持っていると思う。
私はまた違った感情。叶わないことなんて知っている
国見はルックスもいいためモテる。
だからこうやって挨拶をするのも2、3回目。
生徒会選挙の演説、校長先生の話、などその他もろもろ。眠くなるものばかり。
少しウトウトしてきた頃、
右の肩が重くなり目を覚ます。
何かなと思えば、国見がよしかかってきていた。先生たちはみんな前の方にいるのでみられることはなく安心した。
すぐ、ハッとして離れるが睡魔に勝てず「ちょっと貸して」と言ってたまた寝てしまった。
クラスメイトとはいえ男の子。緊張しない訳もなく心臓の音がうるさかった。
身長の差もあり、たまに首にあたる国見の髪の毛がくすぐったいがどこか心地いい。
「それでは3年生から戻ってください」
アナウンスが聞こえ「んん…」と声を零しながら起き上がる。
それから欠伸をして少し涙が溜まった目と目が合い、なんとも言えないものが、ぐ、と自分の中でなるのがわかった。
んー、とのびる彼を見て、うるさい心臓の音を抑えようと胸の当たりをきゅ、と握る。
「緊張してたの？」
なんて目をこすりながら少し笑い聞かれる。
図星過ぎて何も言えずに、目をそらすと
「心臓の音」
聞こえちゃってたかな、なんて思い多少後ずさりをしてしまう。
すると、はは、とお腹を抱えて笑った。
「な、なに？」
と、声を絞り出し聞けば
少し息をついてから
「聞こえるわけないじゃん。もしかして、当たってたの？」
なんて言われ、真っ赤な自分の顔が想像できた。
「俺も…緊張したけどさ」
「なんで？」
気付けばそんなことを口走ってしまっていた。
やばい、と思った時にはもう遅く、国見は大きい目を見開いてこちらを見ていた。
「それ、言わせるの？」
うん、と頷いて後悔をした。
あぁ聞かなければよかった、なんて。
国見の口が開かれていく。
だから
「＿＿＿だ＿…」
『1年生は教室に戻ってください。』
運がいいのか悪いのか、アナウンスに潰されて聞こえなかった声。
でも、その赤い顔から少しだけ期待してもいいですか
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七瀬桜さんリクエストありがとうございました！
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よーぐると(プロフ) - あおと。さん» いえいえ！そんな最高だなんてありがとうございます、、。はい、まだまだ頑張ります。これからもよろしくお願いします！ (2020年5月25日 3時) (
レス) id: 18796295b5 (このIDを非表示/違反報告)
よーぐると(プロフ) - ゆきさん» なるほど！ありがとうございます。ふたつ作る予定なのでやらせていただきます！ (2020年5月25日 3時) (レス) id: 18796295b5 (このIDを非表示/違反報告)
あおと。 - よーぐるとさん» リクエスト書いて頂きありがとうございました！すっごい…最高でした… 無理せず、体調に気を付けて更新頑張って下さい…！ (2020年5月17日 0時) (レス) id: ad151c8132 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく見てます！私事なんですけど、最近逆トリップにハマってまして… ハイキューの澤村大地が逆トリップしてきたというやつを見てみたいです！よろしくお願いします！ (2020年5月7日 3時) (レス) id: f2210e5d08 (このIDを非表示/違反報告)
よーぐると(プロフ) - 涼花さん» リクエスト了解です！ (2020年5月7日 3時) (レス) id: 443ed4b0cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よーぐると | 作成日時：2020年3月12日 22時
