貪 欲 【短編】

Iwaizumi.h ページ10

「ただいま」

「おかえり〜」


同棲して半年が経つ。半年も過ごすと色んな面な見れた。
不思議な面もあるがそんなところも愛おしい。


「あー、疲れた。」


特にクソ川。そう言って隣に座る。
高校の時も嫌ってほど一緒にいたのに就職先も同じらしい。
「あちー」と言いながら、シャツのボタンを2個外してる彼は色っぽい。



「それはお疲れ様だね、、」


そう言えば腰あたりにすり寄ってくる彼を撫でてあげる。少し顔を赤くするも気持ちよさそうに目を閉じ、さんきゅ、と呟く。
はじめは人前でこそあんな怖い顔をしているが2人となればまた話は別。リラックスしているのかとても甘えてくる。


「…ん、んん」

しばらく撫でていれば起き上がり突然のキス。
とても深くて溶けそうになる。


「どうしたの。」

「なんかキスしたくなった。」


そう言うと覆い被さるようになりまたキス。
彼の重さに耐えられなくなり後ろへ倒れてしまうが、支えられてゆっくり寝転がる形になる。
こういう気も使える本当に優しい人だ。


「はじ、め」


息が持たなくなり名前を呼ぶべば、直ぐに気づいて
少し離れて、また私を見つめる。


「A、俺ほんとお前にベタ惚れだわ。」


と柄にもない事を言うものだから、なにそれ、と言って笑う。
そう思っただけだ、なんて言ってきて。


「すげー好き。」


そんなことを言ってくるのは滅多になくとてもレア。
自然と表情がゆるくなる。


「ん、私もだよ。」


といい頬を包むように撫でる。
すると余裕なさそうな顔で


「…だめか？」


と言い、私を真っ直ぐ見つめる。
なんて言っていいのかわからず黙る。


「ダメじゃ、ないけど。」


といい恥ずかしくなり目をそらす。
するとはじめは自分の頭をわしゃわしゃ、とやり
クソ、とつぶやく。


 





「わりぃ、歯止め効かねぇ。」




「もっとお前が欲しい。」






 
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あまり上手く書けなかったです、、、
Nさん、リクエストありがとうございました！

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