Sakusa.k ページ24
「おう、じゃあとは頼むわ！」
「わかった」
委員会で同じの男子にそう答え、彼氏である聖臣の方へ向かい
「ほら！もう帰るよ、！」と言えば、じ、とこちらを見る。
「どうした？」
そう問えば「汚い」そう言い、頑なに近づいて来てくれない。仕方なく手洗いうがいをすれば若干警戒しながらも近づいてくれた。犬か。
「これでどう？」
そう手を綺麗アピールすれば少し奥の廊下まで引っ張られ、壁に押し付けられる。
「ここ学校だよ」そういえば「知ってる」とマスク越しからでもわかる淡々とした表情。
だが、少し眉間にシワがあるようにも見える。
「あの男の何がいいわけ？」
「え、委員会の話してただけだよ。」
といえばさらに深くなる眉間のシワ。
じと、こちらを見る目がどこか痛い。
「あの得体の知れない男に近付くってどういうことか知ってる？アンタが菌まみれになって俺に近づくっていうことなんだけどさ」
少しいらいらした様子だった。
「バレー部近づいても何も言わないのに？」
と言えば黙り、少ししゅん、としたように見えた。
するとマスクを顎まで下げ、見つめられる。
学校でマスクを外すのは珍しく、びっくりしていると
「ねぇA」
私を呼ぶ甘えた声。
どうしたの、という言葉は発することなく押し付けられる唇。ふと目を開ければ熱っぽい彼の目に、また頭がぼーっとしてくる。
いやらしく聞こえる水音に顔に熱が集まるのがわかる。
少しして唇が離れてから「珍しいね」といえば、
「除菌」と言われる。
嫉妬してくれてたのかな、と微笑んでいれば
「何笑ってるの。」とまた距離を縮めてくる。
整った顔が目の前にありドキ、と胸が打つのがわかった。
乱れた私の髪を優しく直してくれる彼。
冷たく見えるかもしれないけどちゃんと優しい。
「ありがとう」そういえば
「は？終わってない」
私の答えを聞くことも無く上唇を噛むようなキス。
彼がこんなことをしてくるのは初めて、
その初めての感覚に、溶けそうになる。
「口開けて」
は？と言おうとしたその口から入ってくる舌。
うっすら開いた目から見えたのは、いつもの大人しい感じではなく、求めるような余裕のない感じ。
ふと合った熱っぽい目にぞくっとする。
艶美に笑う彼。
「これハマる」
ーーーーーーーーーー
ゆき汰さんリクエストありがとうございました！
終わり
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美穂 - 初めまして。大地さんをリクエストしたいです！更新頑張ってください！ (2020年4月27日 17時) (
レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
貝 - リクで古森君お願いします！！ (2020年4月23日 10時) (レス) id: e243e47ef4 (このIDを非表示/違反報告)
*絲* - リクエストなんですけど、研摩お願いします！ これからも、頑張ってください！！ (2020年4月1日 13時) (レス) id: 7b8cd78f7f (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - リクエストです！縁下と、福永お願いします (2020年4月1日 8時) (レス) id: 9cbf5805b4 (このIDを非表示/違反報告)
黒タヌキ - 覚くぅぅぅん…！！！程よいチョロさと相変わらずの鋭さが最高にいいです！！覚くんの涼しい顔が浮かべそう、天童推しとしてもう…！！！(≧∇≦*)リクエストですけど、欲といえば昼神幸郎くんを思い出す…無欲だと言われてる人が欲を曝け出すところが見たいです！ (2020年3月28日 16時) (レス) id: f4f8bcd305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よーぐると | 作成日時：2020年3月11日 16時
