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次の仕事まで時間があるから
少し眠ろうかなと思ってイヤホンをして目を閉じる
「お前、まだ好きなの？」
「どこがそんないいの？」
さっき樹に言われた言葉が頭の中で蘇る
どこがそんないいんだろうな
美人なのによくバカなこと言ってボケるところ
キツめにツッコむと嬉しそうに笑うあの笑顔
男並みにサバサバしてるけど、時々みせる天然な部分
見た目は大人っぽいのに
子供のようにコロコロ変わる表情
いつも素直で感情表現が豊かで、俺とは正反対
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昔、あいつの首にキスマークが
付いてることに気づいたことがあった
男と寝たんだってすぐにわかった
彼氏はずっといないっていうけど
男と寝てはいるんだと悟った
相手はどこの誰？
お前はそいつが好きなの？
聞きたいことは山ほどあるのに
真実を知るのが怖くて聞けなかった
それと同時に自分の気持ちに気づいたのを覚えてる
正直全く俺のタイプじゃない
むしろ苦手なタイプなはずなんだ
なのに何故ここまで惹かれるのか不思議だった
何度も諦めようとした
でも嫌いになれなくて振り出しに戻る
こんな気持ちになったのは初めてだった
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いおり(プロフ) - この作品大好きです！更新が今から楽しみです！頑張ってください！応援してます！ (2021年1月19日 20時) (
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作者名：M | 作成日時：2021年1月19日 14時
