君は俺をおかしくさせる (ページ5)

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特別な存在ページ5

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それからは仕事が重ならない限り
毎週ゼミの授業を受けた。

Aと出会って、大学生活が明らかに楽しくなった。

ある時、ゼミ終わりに一緒にご飯を食べてると

「てか北斗くんてジャニーズだったんだね」

ついにこの日が来た

「一応ね。Jrだから」

「昨日、友達に聞いてビックリしたよ」

この嘘のない表情
本当に知らなかったんだ

「知ってるのかと思ってた」

「知らなかったよ！でも色々納得した！
だからいつもマスクつけてるのかって！」

「そこ？笑」

「私ずっと言ってたじゃん？
せっかく綺麗な顔してるのに
何でいつもマスクするのって！」

「まあ確かによく言われてたな」

「あと、学校で北斗くんと歩いてると
なんとなく視線感じる気がしてたのも
気のせいじゃなかったんだって納得したよ」

「あーね」

俺からするとお前と歩いてる時の方が
普段より視線感じるけどなって思ったけど
言わなかった

「でも、もう本当に偉すぎる！」

「え？」

「仕事しながらの大学、両立大変でしょ
私じゃ絶対こなせないから尊敬しちゃった」

Aの言葉はいつもストレートだから
なんか少しだけ照れる

「いや、ゆーてそんな仕事ねぇぞ」

「そうなの？でもこれから
どんどん忙しくなるんじゃない？
応援してるね」

そうなればいいんだけどな。
頑張んないと。

「ありがとう」

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