君は俺をおかしくさせる (ページ22)

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シャワーを浴びて寝室に戻ると

「おかえり北斗」

「あれ
寝てなかったの？」

てっきり寝てるかと思ってた

「うん一緒にねよ？」

改めて言われるとドキッする

ベッドに入ると「ほっくん～」と言いながら
待ってましたかのように抱きついてきた

嬉しそうな顔で俺を見つめるけどAは黙ったまま

「なに？」

「ねぇ私、気持ちよかった？」

「…わかってて聞くな」

気持ちよかったに決まってんだろ

「赤くなってる？可愛い！！
もう北斗～どうしてこんなに可愛いの？」

「うるさい」

「また私としたい？」

「質問ばっかだな」

したいに決まってんだろ

「え、嫌なこと聞いちゃった？」

「いや
したいに決まってんだろ」

「したいに決まってんだろ
キャハハッ」

俺の真似をして一人で爆笑してる

「こら笑
バカにすんなよ」

「してない！可愛いなーと思って」

「今の答えのどこが可愛いんだよ」

「あ、そういえばライブDVDみたよ」

「まじ？どうだった？」

アルバム聴いたよってLINEで
感想を送ってきてくれたけど

まさかライブ映像まで観てくれたなんて

嬉しい

「すっごいかっこよかった！」

確か去年の今頃もデビューおめでとう
MVかっこいいねって言ってくれたよな

「誰がかっこよかった？」

「そりゃもちろん北斗だよ」

「俺のどこら辺が？」

嬉しくて詳しく聞きたくなってしまう

「え、全部！」

「お前、答え方小学生かよ」

「ヘヘッえっとね、
トーインパクト！かいまーく！って言ってる北斗」

「アハッ最初ね」

「泣いてる北斗はすごい可愛かった」

最後までちゃんと全部見てくれたんだ

「うわあれは恥ずかしい」

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