君は俺をおかしくさせる (ページ17)

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友情が終わった日ページ17

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あれから2週間が経った

あの夜を思い出す

酔っ払って帰らないでとわがままを言った俺
一緒に寝ようよと甘えた俺

あんな俺をみてAはどう思ったんだろう

何度思い返しても恥ずかしい
けどまた会いたい気持ちが勝って

『今日会えない？』とLINEを送ってみた

この前みたいな恥ずかしい姿を
もう二度と見せるつもりはない

しばらくすると『いいよ』とシンプルな返事がきて
『また俺んちでも平気？』と送ると
OKと書いてあるスタンプが届いたから
『また時間わかったら連絡する！』と送った

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仕事を終えAが来るのを家で待ってると
伝えた時間ほぼピッタリの時刻にチャイムが鳴った

インターフォンの画面に映るAの姿をみて
一気に心拍数が上がったことに気づいた

「開けたよ待ってる」

とだけ言って、しばらくするとまたチャイムが鳴り
ドアを開けると相変わらず綺麗なAの姿が

「やっほー！元気？あけおめ～！」

会って早々、今日もまた無邪気だ

「この前会っただろうが笑」

「フフッ飲みたい気分？
とりあえず適当にまた買ってきたよ」

「あぁ、ありがとう」

今日は抑え目に飲もう

「お邪魔しまーす
最近はどう？仕事落ち着いてきた感じ？」

「前よりはね、明日はほぼ休みみたいなもん」

「なに？ほぼ休みみたいなもんって」

「夕方に事務所行って打ち合わせがあるだけ」

正確に言うと打ち合わせとYouTubeの撮影
だけど気楽なことには変わりない

「そうなんだ、ねぇ今日映画観ない？」

「いいよ酒飲みながら観るか」

Aは映画が好きで一緒に観ることも多かった

「うん」

「なんか一緒に映画観るの久々じゃね？」

「確かに！昔はDVD借りに行ってたね」

こうやって家では観れても
昔のように気軽に映画館には行くのは難しいのか
と思うとなんだか少しだけ寂しくなってきた

そんな寂しさを心の内で感じながら映画を見始めた

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