サメの主人は最強さん【チェンソーマン】

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ざあぁぁ、と冷たい雨が地面に突き刺さる
いつも通り仕事をこなして帰る、はずだった




『 ふぅん、サメの魔人か 』


「 ぅ"… 」


『 マキマに連絡して 』




後ろの部下にそう伝え、
私は魔人に近づきしゃがんだ

いきなり襲撃され、咄嗟に攻撃してしまったけど…やりすぎたかな




『 こんにちは 』


「 っ… 」


『 私はA 』




怖がっているようで、ガン無視されてしまった




『 公安のデビルハンターです 』


「 Aさん、繋がりました 」


『 ん、ありがと 』




部下から携帯を受け取り、耳に近づけた




『 もしもし、マキマさん？ 』


「 どうしたの？A 」


『 いやー、任務の帰りにサメの魔人？を
　 見つけて 』


「 サメ？ 」


『 そうです。サメです。
　 言葉はわかるみたいです 』


「 会話は？ 」


『 んん、頑張れば 』


「 そう…まぁ対処はAに任せるよ。
　 飼っても殺してもどっちでもいいよ 」


『 了解 』




ぴ、と通話を終わらせ、部下に渡して先程のようにサメの魔人に近づいた




『 私はさっきも言った通り
　 公安のデビルハンター 』




怖がらせないように、できるだけ優しく話しかけた




『 あなたを殺すも生かすも私次第… 』


「 … 」


『 だけど、君強いし、結構かわいいから
　 私と一緒に来ない？ 』


「 ！ 」


『 私と一緒にこれば、
　 街に出かけることだってできるし、
　 願いもできる限り叶えてあげれるよ 』


「 いく、一緒に、おれ、 」




怖がりつつも、きちんと答えてくれた。
よかったよかった




『 うん。わかった。でも暴れたり
　 人殺したりしたら処分しなきゃ
　 いけなくなるから…いい子にできる？ 』


「 できる、！！！ 」




かわいい。なんだか小さな子供と話してるみたい。




『 よしよし、じゃあ行こうか…車出して 』


「 はい！！！ 」




マキマの元へ向かいます

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