お話し(04) ページ5
(跡部家にて)
ねえ、お兄ちゃん。
跡部「何だ、吹雪。」
この前さ、合宿やるって話ししてたやん。いつ頃やるの?
跡部「来週やるつもりだ。」
来週ね。
跡部「何か、気になることがあるのか。」
どこの学校が来るの?
跡部「青学、立海、ルドルフだ。」
可愛い後輩いっぱいだ。
跡部「明日、皆んなに知らせるつもりだ。」
分かった。
そう言えば、お兄ちゃん。
跡部「何だ?」
私さ、お菓子作ってるけど。お兄ちゃんは、美味しいと思う?
跡部「美味しいぜ、吹雪の作るお菓子はどこの店のお菓子より美味い。」
本当?
跡部「俺様が、嘘をつくと思うか。」
お兄ちゃんが美味しいって言うなら、大丈夫だな。
跡部「前より、腕をあげたな。」
本気、良かった。
跡部「樺地が、吹雪のクッキーを気に入ってるからな。」
樺地君、気に入ってくれてるんだ。明日、渡してあげよう。
跡部「そう言えば、今日立海に行ったそうだな。」
うん、ジローちゃんの付き添い。
跡部「何もなかったか?」
うん、何もなかったよ。
跡部「そうか。」
幸村君は、美形だよね。
跡部「お前、幸村が好きなのか。」
友達としては、好きだよ。それに、私みたいな子じゃあ釣り合わないよ。
跡部「俺様が認めた奴じゃあないと、吹雪には近づかせない。」
お兄ちゃんって、過保護過ぎな時あるよ。
跡部「ああ、普通だろ。」
まあ、いいや。私、そろそろ寝るね。
跡部「もう、寝るのか。」
今日は、ちょっと疲れた。ジローちゃん、元気だし。仁王君には、ちょっと遊ばれたし。
跡部「ジローの相手もほどほどにな。」
うん。
跡部「それから、立海に行く時は仁王には気をつけることだ。」
気をつけてるけど、不意に遊ばれるから。でも、皆んな優しいから好きだよ。可愛い後輩もいるしね。
跡部「お前は、もう少し危機感を持つことだ。」
大丈夫だよ、お兄ちゃん。
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作者名:和田 | 作成日時:2023年7月12日 2時