お話し(14) ページ15
そろそろ、3時か………皆んな、来る頃だよね。
向日「吹雪ー。」
あ、向日君。
向日「お菓子、できたのか?」
うん。
忍足「めっちゃ、いい匂いするな。」
ジロー「丸井君、早く。吹雪のお菓子、あるから〜。」
元気だな、ジロー君。
宍戸「さっきまで、寝てたんだぜ。」
ふふ、好きな人が一緒だから元気なんだろうね。
鳳「たくさん、作ったんですね。」
いっぱいあるからね。
赤也「丸井先輩、食べ過ぎないでくださいよ。」
丸井「分かってるって。」
大丈夫だよ、赤也君。
柳「たくさん作ったから、問題ないとお前は言う。」
正解、柳君。
赤也「なら、たくさん食べるぜ。」
幸村「吹雪。」
何ですが?
幸村「その机に置いてあるのは、誰のだい?」
ふふ、好きな人の分。
仁王「おまん、好きな奴いるのか。」
どうだろうね。
壇「吹雪さん、亜久津先輩連れて来ました。」
あ、今行くね。
幸村「ライバルは、多いらしいね。」
壇君、亜久津君。そこの席に座ってね。今、紅茶入れるから。
壇「美味しそうです。」
ふふ、ありがとう。
亜久津「………。」
約束どうり、たくさん作りました。亜久津君のために作ってたら、つい作り過ぎました。
壇「良かったですね、亜久津先輩。」
亜久津「まだ、作るのか。」
夕食の後に、作ろうかなって思ってる。
亜久津「そうか。」
壇「吹雪さん、美味しです。」
ふふ、ありがとう。
壇「僕、吹雪さんのお菓子大好きです。」
そう言ってもらえると嬉しいよ。
亜久津「吹雪。」
はい。
亜久津「毎日作れ。」
いいけど。でも、学校違うから放課後時間つくってくれる?
亜久津「お前、お人好しだな。」
だって、好きな人の頼みなら。聞いてあげたいって、思うでしょう(小声)
亜久津「な、お前何言ってやがる。」
ふふ、亜久津君。
壇「吹雪さん、何話してるんですか?」
秘密。亜久津君に聞いてみたら。
亜久津「お前、口ふさぐぞ。」
キスでもしてくれるの?
壇「ななな、キスですか。」
ふふ、冗談だよ。私、やる事あるから。ゆっくり、食べててね。
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作者名:和田 | 作成日時:2023年7月12日 2時