お話し(12) ページ13
あの、亜久津君?
亜久津「…………。」
美味しいですか?亜久津君の好きな物を、たくさん作りました。
亜久津「………。」
用がないのなら、私は戻りますよ?
(立ち上がろうとしたら)
亜久津「動くんじゃあねぇ。」
え、あ、はい。
亜久津「お前、少し来い。」
あ、うん。
亜久津「そっちの袋は、何だ。」
モンブランです(ニコ)
食べますか?食べないのなら、私が食べますよ。
亜久津「いらねぇとは、言ってないだろ。」
ふふ、冗談ですよ。たくさん、作りましたから食べてください。
亜久津「お前、後で作るって言ってたよな。」
うん。亜久津君の好きな物、たくさん作るよ。
亜久津「言ったな。」
うん。私、作るの好きだし。好きな人が喜んでる姿見るの、嬉しいし。
亜久津「あぁ、今何て言った。」
作るの好きですよ。
亜久津「その後だ。」
ふふ、秘密です。
亜久津「秘密か、面白いじゃあねぇか。」
合宿終わったら、一緒にでかけませんか?
亜久津「何で、お前と。」
美味しい、モンブランのお店見つけたんですよ。あ、嫌なら千石君や壇君と行きますから。
亜久津「行かねえとは、言ってないだろ。」
じゃあ、2人で行きましょうね(ニコ)
亜久津「誰にも言うんじゃあねえぞ。」
うん。
亜久津「…………。」
あの?亜久津君?
亜久津「………。」
なぜ、私は亜久津君に抱きしめられてるんですか?
亜久津「黙って大人しくしてろ。」
もしかして、亜久津君。私の事好き何ですか?
亜久津「………。」
ふふ、冗談ですよ。私よりもいい人いますよね、亜久津君には。
亜久津「黙ってろ。」
お兄ちゃんに見られたら、何言われるか。まあ、亜久津君だから大丈夫だけど。
亜久津「黙らないと、そのうるさい口を塞ぐぞ。」
ふふ、亜久津君………。
亜久津「寝やがった。面白い奴じゃあねえの。」
暖かい………。
亜久津「手に入れるしかないな。」
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作者名:和田 | 作成日時:2023年7月12日 2時