お世話係【我牙丸吟】

出会い ページ6

ガチャ

見覚えのある部屋が視界に入った

『失礼しまーす』

絵「ん、あぁ、彩姫か。」
　「思ったより早い、有能だな」

『え、ありがとうございます？』

絵「素直に喜べよ」

『ういっす』

絵「いいか彩姫、初仕事だ。」

ハツシゴト？

初日なのにッ

『うぇ、内容は、、？』

絵「実は、BLUELOCKが活動し始めたのは昨日なんだ」

え、はーつみみー☆

だから真新しい感じがするんだな納得

絵「昨日、オニごっこを行った。」
　「その時、すべてのチームから一人ずつ脱落となった」

　「計25人が脱落となった」

へぇ、その25人さん乙☆

　「そこで、脱落となった奴の確認と、生き残りの順位を変更する仕事を任せる」

んげ、なんかめんどう()

絵「できるか？」

おぉ、、、圧を感じる、、、死にそう

『う、、うぃっす、、』

絵「今からもう死にそうな顔すんじゃねぇよ」

　「アンリちゃんは忙しいからお前に任せるんだ」

　「アンリちゃんの代わりにやってると思え」

oh,、、アンリさんの代わり、、

私も美人認定されてるってこと？！

なにそれ、ツンデレかよ絵心さん

『おぉ、、✨やりますわ。それ』

絵「そう言ってくれると思ってた。任せたぞ」

そう言い、参加した方の資料と、記入する為のタブレット端末を渡された

絵「自室でやれよ」

『あ、うぃっす』

『失礼しあしたー』

ガチャ

自室へと足を運んだ

すると、進んでいる途中で誰かの声を聴いた

「あ、飯食いたい」

遠くからでも目立つ、長身の子だった

黒と白のプリンみたいな配色の髪を上げて結んでいる

目は大きくて、ハイライトがない真っ黒な瞳だった

その子は、何か困っているようだった

「、、、食堂どこ」

マップを見てきょろきょろしている

不思議と、あの子には惹かれた

『あの、、』

その子はすぐに気づいて返事をしてくれた

「ん？どうした、、、ンデスカ」

慣れていないような敬語の使い方だった

『何か困っているようでしたので、、私でよかったらお教えしますよ』

私がそう言うと、目を見開いて話してくれた

「あ、食堂ってどこにあるかわかる？」

『ああ、あちらを左に曲がるとありますよ』

「、、、あ、これ右じゃなくて左だったんだ」

え、右と左間違えたんかこの子

「あ、ありがと、じゃね」

と、一言言って食堂へと走っていった

『そんなに腹減ってたんかな』

この時間、新しい出会いがあった。

『あの子の資料から見ようかな』

そう独り言を放っていた

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