お世話係【我牙丸吟】

なんか悲しい ページ19

切るの下手くそやな俺
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「どこ？！どの部類の美女だコノヤロー！」

肩で息をしながら話した。

「あ！この子か！予想どうりだ！やっぱかわいい！」

『うぇあ…ァ…』

國「こいつは吉良彩姫さん。敬えよ？」
　
國神は混乱している私を察して、代わりに自己紹介をしてくれた

え、マ…ママ…

「は！やっぱ名前もかわいい！宜しくね！彩姫サン！」

にっこにこだ。うん。にっこにこ()

蜂「連れてきたよーーー！！！！」

聞いたことのある大声。あの蜂楽廻だ。

「えっ…？！ほんとにイガグリの言った通りだ…！」

絵心さんが１番に目を付けた潔世一。エゴいらしい

「あぁ？！疑ってたのかよバカ潔！」

寺の息子。夢を持ってるかわいい子。五十嵐栗夢

「そんなん知らねぇよ黙っとけアホども！」

常時キレてる金髪。ジェネギャ(?)探したいランキングNo.1雷市陣吾

「お…落ち着けよお前らぁ…」

ガタイ良いのに気ぃ弱そうな子。伊右衛門送人

「おい…仲良くしろよ馬鹿…」

糸目でセンター分け。裏がありそうな顔()の久遠渉

「うぇ…暑苦しぃ…」

もう女の子。でも俊足のイケメン千切豹馬

『こ…個性つよ…』

蜂「んぁっはっは！！わっかるぅ〜！」

ギャルのような言い方で返した

國「全員揃ったな。」

『あっ…今日からマネージャーの吉良彩姫です…！』

潔「………吉良…？」

あるエゴイストがこう呟いたのは、誰の耳にも届いていなかった

そこで、忘れかけていたやること。

『あっ！』
『ちょっと、良いですか…？』

久「うん。良いですよ」

人が良い返答。ちょっと安心できる

『ここ、チームZは、昨日誰が脱落したんでしょうか…？』

蜂「あぁ！あのオニごっこ？！」

潔「そうだよ多分。」
　「あのときは吉良涼介が脱落したよ。」

『……………えっ』

『き…吉良…？』

まさか、まさか本当に脱落しているとは。

我「あってるぜ。名前。」

『あ、ううん。なんでもないよ。大丈夫』

潔「なら、いいんだけど…」

『あっ！ごめんねこんな遅くまで！』

今「え、まだ９時だk(((

今度は私が言葉を遮った

『じゃあね！』

ドンッ…

鈍いドアの音が廊下に響く

急いで自室へと走ったが、途中で崩れ落ちた

あんなに嫌いなのに

あんなに憎いのに

なぜか、悲しくなってくる。寂しくなってくる

『あ…ァ…あぁあっ…』

堪えているつもりが、耐えられなかった

私の啜り泣く声が、まだ来て初日の新鮮な廊下に響いていた

お話　意見くだせぇ→←紳士

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す