Doctors-3JSB-GENE【５】

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健二郎side







触診を行うと虫垂炎の疑いが更に強まる。




そして血液検査の結果を待つ間に


エコーで虫垂の様子を確認する。




圧痛点にプローブを押し当てながら


亜嵐の反応を伺い、慎重にみていく。






検査部から送られてきた血液検査の所見では


炎症反応値の上昇を認め



エコーでも腫大が確認できた。





健二郎「お疲れ様。虫垂炎で確定やね」




体についていたゼリーを拭いて



衣服を元に戻してあげる。





穿孔や、腹膜炎を発症している様子はみられないものの



外科治療か保存治療かは悩ましいところ。




健二郎「亜嵐、治療方法やねんけど....」



亜嵐「オペは嫌」



ですよねー。





健二郎「３日間の入院か１日だけの入院かの選択やったら？」



亜嵐「迷わず３日の薬 物療法。服薬もサボらないって約束する」




たとえ１日のみの入院で可能な内視鏡オペでも


亜嵐はしたくないってことか。





健二郎「ハァ、分かった。今回は亜嵐の意見を尊重する」



亜嵐「やったぁ健兄大好き！」




健二郎「お前なぁ」(苦笑)




俺は舐められてる？(笑)


まぁ病院に来てからやっと笑顔が見れたから許そう。




これからベッドの上での生活になるけど


亜嵐やったら持ち前の明るさで乗り越えれそうやな。

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