Doctors-3JSB-GENE【３】

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直人side







朝の回診の時間を随分と過ぎた頃



剛典は目を覚ました。





昨夜からずっと付き添ってくれていた亜嵐によると


満足な睡眠は取れてないみたいだし



朝の回診ではあえて起こさなかった。





直人「ちょっと待ってて、健二郎呼んでくるね」



俺は今日も仕事がある。



だから休みの健二郎にバトンタッチ。





健二郎は診察道具を持って病室に現れた。




健二郎「体温計挟むで〜」



健二郎「そのままでええから胸の音だけ聴かせて」



健二郎「背中は？まだ痛いか？」



剛典「んー.......」




健二郎の言葉にもあまり反応せず


不貞腐れる剛典相手に


休みなのによく働いてくれるなーって感心してたら




健二郎「ちょっと直兄、ちゃんと仕事してや」




直人「ごめんごめん。２人とも仲良くしててね」




融通を利かせて


出勤時間を遅らせてもらっているけど



後はもう健二郎に任せて大丈夫そうだね。




そうして俺は仕事に向かった。

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