Doctors-3JSB-GENE【３】

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玲於side







玲於「病院なんて嫌っ！なんで抜けないの」



健二郎「かえし、ってのが釣り針についてて釣り人やと刺しちゃう人多いねん」




ドクドクと流れ出す血を見ていたら


気分が悪くなってきて


思わずしゃがみこんでしまう。




健二郎「おぉ、大丈夫か？血流したいから水掛けるで。ちょっと我慢な」



そう言うとペットボトルに入った飲料水を


人差し指に迷いなく掛けた。




玲於「んんんー！痛い！」



健二郎「沁みたな〜ごめんごめん」




そう言いながら俺の人差し指を


目の近くまで持って行って、傷口を凝視している。




健二郎「やっぱり病院行こう。このままタオル持って車まで先に戻ってて。すぐ片付けて追いかけるから。歩けるか？フラフラせぇへん？」



玲於「うん、大丈夫。.......ごめんね、片付け」



健二郎「全然大丈夫。気にせんでええから」



人差し指を見ると


まだジワリと血が滲んでくる。







健二郎君が麻酔するって言ってたし



痛いのかなぁ...........

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