Doctors-3JSB-GENE【３】

頭痛(直人) ページ20

健二郎side







直人「あぁ〜頭痛くなってきた」



健二郎「PCのし過ぎちゃう？ちょっと休憩挟まんと..」



直人「そうだね。少し部屋で寝るから夕食の時間になったら起こしてくれる？」




直兄がそう言ってスタスタと階段を登って



自室へと向かったのが２時間前。






健二郎「直兄〜ご飯やで。.....直兄？....入るで〜」




少し時間を空けて、もう一度呼び掛けても反応がないので



一声掛けてからドアを開けた。





健二郎「直兄〜起きて。ご飯出来てるで」



ん？なんか身体熱い？


寝起きってこんなもんなんか....？




直人「んんーっ」



健二郎「まだ寝ぼけてる？」




そう言って身体をゆさゆさと揺らすと


その微弱な振動が頭に響いたのか



鬱陶しそうに眉を顰めて


うぅ.....と苦しそうな声を漏らした。






健二郎「頭痛い？ちょっと待ってて、誰か呼んでくるから」



直人「ん..いい。ご飯でしょ、行こう」





健二郎「俺から言うから。ほら、立ち眩みもしてボロボロやん」



直兄は、ベッドから立ち上がった時


壁に手を突いてピタッと動きを止めた。




必死に隠そうとしてるんだね。

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