Doctors-3JSB-GENE【３】

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亜嵐side







健二郎「ただいま〜」



一人で夜ご飯を食べていると健兄が帰って来た。




亜嵐「おかえり〜、玲於とAはソファーで寝てるよ」




双子を探しているみたいだったので


聞かれる前にそう答えると、すぐに向かっていった。





健二郎「ただいま。健兄帰って来たで〜」



寝ている2人を起こさないようにか


小声で話しかけている。





健二郎「熱ありそうな顔してんで」



亜嵐「ほんと？寝る前は無かったのに...この短時間で上がって来たのかな？」



健二郎「起こす前に測ってみよか」




手分けして、耳に体温計をそっと差し込むと


玲於は37.7度、Aは37.4度と表示された。



玲於の方が若干高いね。





健二郎「今の時期やとインフルかノロか...」



亜嵐「保育園で貰ってお互い移しちゃったのかな。一度起こして水分取らせようか」



肩をトントンと叩いて2人を起こした。




亜嵐「玲於A、健兄帰って来たよ〜」



「んぅ？......あ、けんじろーくん...」


玲於「........んー」




双子とはいえ、やっぱり玲於の方が寝起きが悪い。





健二郎「玲於Aただいま。ジュース買ってきたで。一緒に飲むか？」



保育園の給食も食べなかったみたいだし


ジュース飲んでくれると良いけど...





「ぁ！...りんごっ！」



健二郎「りんご飲む？はい、どーぞ」



亜嵐「玲於は何がいい？Aはりんごジュースだって」



玲於「.....りんご」





ストローをさして渡すと


大事そうに両手で抱えて



ごくごくと飲んでくれた。

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