Doctors-3JSB-GENE【２】

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健二郎side







診察室の扉をノックして、片手で扉を開けた。





剛典「あ、A来れたんだ。偉いね」



「んぅ〜〜たかのりくん...」



健二郎「え、A起きてんの？」




一言も喋らへんから


てっきり寝てるかと思ってた。




剛典「でも眠たそうにしてる。パパッと取り外して次の検査まで寝かせてあげようか」




実は数時間後に、心エコーの検査が控えている。





剛典「じゃAここに寝かせてあげて」



健二郎「ん。すぐ終わるからね」




ベッドに寝かせ大きなバスタオルを掛けてあげる。





バスタオルの中でAの服を捲り




「健二郎くん......」



健二郎「ん？手握っとこな」




差し出してきた手を握った。






剛典がバスタオルの中に手を入れれば



あっさりと終わってしまった作業。



取り外すだけだもんね。




落ち着いててよかった。




次の検査の時間まで


Aは診察室のベッドでゴロゴロ。



剛典も忙しいはずなのに


書類を作成しながらも、ずっと付き合ってくれた。





剛典「検査頑張るんだよ」



「うん、頑張るよ〜」



なんだか不安な返事(笑)









それから数分後




涼太「ほんっとごめん、遅くなっちゃった」




申し訳なさそうに手を合わせながら


部屋に飛び込んで来た涼太に連れられて



２人は一緒に検査室へと向かっていった。

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