Doctors-3JSB-GENE【２】

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涼太side









亜嵐君の結石騒動から一週間。




未だに石の排出が出来ていないものの


着実に事は進んでいて



今、石が下って来たのか


亜嵐君はソファに横たわりながら



襲ってくる激痛に悶えている。





涼太「確か坐薬処方されてたよね。ちょっと横向ける？」



亜嵐「む、無理っ、治まるから...っ..うぅ....」




手をギュッと握りしめて


身体に力を込め抵抗してくる。



亜嵐君の筋肉に、俺一人では勝てる気がしない。





涼太「申し訳ないけど俺しか居ないからちょっとだけ協力して」



ローテーブルを手元まで引き寄せて


アデフロニックを机上に準備しておく。




涼太「ズボン下すよ。お願いだから蹴らないでね」



亜嵐「や..めて......」



涼太「ごめんね、やめる訳にはいかないんだよ」




グローブを付けた指を


第一関節まで一緒に押し込んで


指先に触れる薬が溶けるまでジッと待つ。




亜嵐「やだっ離して」



涼太「ん、もういいかな」




指を抜いて衣服を直す。




もう下りてきてるだろうから


今日か明日には排出できそうだな。




坐薬を使ったことは



一応兄達には報告しておいた。

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