Doctors-3JSB-GENE【２】

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直人side








汗で湿ったTシャツを


点滴が絡まないように気を付けながら脱がせ


作っておいたホットタオルを玲於に渡した。




直人「これで健二郎の体拭いてあげて」



玲於「健二郎くんバンザーイって」



明るく振り舞う玲於のお蔭で


精神的にも少しは元気になれたんじゃないかな？





健二郎「ふふっ....ありが、と」



当の本人は


小学生相手に照れてるみたいだけどね(笑)





新しい服を着せて横になるように促した。




玲於「ねぇ健二郎くんいつ元気になる？」



直人「そうだな〜...あと2、3日は掛かるかな」



玲於「じゃぁ玲於が看病する！」




と、Aの手を引っ張って


部屋を飛び出たと思えば




次は布団を抱えて健二郎の部屋に戻って来た。





直人「玲於、A〜それはダメ。2人まで風邪引いたら健二郎のこと守る人、誰も居なくなっちゃうよ？健二郎１人になっちゃうな〜」



玲於「あ、それはだめっ」



病人の健二郎と双子が一緒に寝るのは


さすがにマズイと思って



なんとか回避するように仕向けた。




直人「今日は直兄が健二郎こと守るからね。2人には、また明日お願いしようかなぁ？」




双子「うん!!おやすみなさい」



直人「はぁい、おやすみ」



大人しく自室に向かったので


安心してお風呂へ向かい



なるべく早く済ませて健二郎の部屋に戻ると



同じベットで寄り添うように寝ている健二郎と双子。





直人「.........まぁ、いいか」




起こすのも可哀そうなので


3人の居るベッドの横に自分の布団を引いて


そのまま健二郎の部屋で一緒に眠ることにした。






そして翌日には驚くほどの回復を見せた健二郎。



1番の特効薬は双子だね。

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