Doctors-3JSB-GENE【２】

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直人side







ティッシュに包んでゴミ箱に捨ててあった薬の空シートは



涼太がどうしても隠したかった物なんだろう。




亜嵐が断りを入れてから


布団の中に手を入れて触診を試みるも



どうにも嫌みたいで


両手を包み込むようにして固定した。




頻繁にトイレに行ってたみたいだし


ずっとお腹を庇っているから


亜嵐も大体の目星は付いているみたい。





亜嵐「優しく触るからね、痛むようだったら言って」



パジャマを胸の下まで捲り上げ、ズボンを少し下して


お腹を大きく広げた亜嵐は優しく触診を始めた。




直人「どう？何か気になることはある？」



亜嵐「んー、ちょっと聴診器取ってくる」




手の平で温めたチェストピースを


ペタペタと下腹部中心に当てていき


打診を終えたところで



便秘だよ、と小声で言われた。




あぁ、それで機嫌が悪い訳だ。



兄達に便秘だって知られるのは


少し酷なのかもしれないね。




亜嵐「ねぇ涼太、最近お通じある？お腹が張ってるなぁーって思うんだけど」



涼太「でも........っ、くすり飲んだ」



直人「うんそうだね、薬飲んだのにお腹気持ち悪いままだね。亜嵐にマッサージしてもらったらどう？」

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