【ヒロアカ】ヴィランな幼なじみ【爆豪勝己】 (ページ33)

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第31話ページ33

切島side

｢おい、クソA見てねぇか？｣

1回戦、2回戦を終えて、昼食へ向かう途中爆豪がAのことを気にした。

｢Aちゃんなら監視付きの生徒だからって相澤先生が放送室に行ったの見たぜ！｣

｢チッ｣

まぁホントのことを言うなれば試合の合間にも爆豪はAのことを気にしていた。

｢そんなに気になんなら、いっその事放送室行けばよくn(ボンッいってぇぇぇぇ｣

｢あいつの事はくそどーでもいいんだよ！ﾀﾋね‼｣

…素直じゃねぇのいつもの事か…

｢はぁ、爆豪とAと緑谷幼なじみなんだろ？何があったんだ？｣

｢…そんなん知ってたらこうなってねぇわ！｣

問いかければ、爆豪っぽくない悲しげな顔をしてそう答えた。

そして少しだけポツポツと話し出した。

｢…あいつはいつだって自分のことは言わなかった。傍観者になって状況を判断して動く。ヴィランにもヒーローにも興味がなかった。クソっ｣

｢そうか…。｣

悔しい表情の爆豪をみて、俺も上鳴もこれといった言葉が出なかった。