検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:52,581 hit

. ページ7

そして何曲か歌い終わった。



まだ続いてほしい、もっとその歌声を聴きたい。



もう俺はあなたの虜だ。




A「ぇ〜…ちょっと喋ります。今日実は、俺らの結成日なんです。まさか組んだときはこんなに広いステージでこんなにたくさんのファンが付いてきてくれるなんて思ってなかったです。
いや、夢には見てたんだけど。実際にそうなるとは。(笑)」



へぇ、そうなんだ。
これだけの才能があればいけるだろ。



…そういえば観客が静かだ。



「樹、…おい樹!」

樹「ぇ、あぁなに?」

「なんでそんなにボーッとしてんの」

樹「は!?…そうかこいつはぼくいつに興味ねぇのか」


なにずっとボソボソ言ってんだよ。


樹「ぼくいつは、ライブでもトーク一切無しなんだよ!そんな人たちが急に喋ったら焦るだろ⁉まじで今日来てよかった」



別にファンじゃないのに嬉しくなった。
そんなこと知ったら俺も嬉しくなるじゃん。



優「まぁ俺らメジャーデビューからは早かったけど、インディーズの頃なんか数年間ちっせぇライブハウスで観客数十人とやってたもんな(笑)」


客「え、やばい…‼その数十人の中に入ってるじゃん私達‼キャー‼」

うるせぇよ。
悔しい。マウント取んな。
ずっと自分の意志で聴いてなかった奴が何言ってんだよって感じだけど、世間みたいに流行ってるから聴くなんてミーハーなことしたくなかったんだよ。
俺だってできることなら、こんなにいいバンドもっと早くから知りたかったわ。



亮「その頃思い出すとやーっぱこの光景が信じらんないよねー(笑)」



A「うん…!だからこそここにいる貴方達を俺らは手放したくない。だからこれからも努力します。俺らの曲を聴いてもらえるように、飽きさせないから。」



こんなに広い会場で満席なのに天狗にならないその健気な心。

出来過ぎだろ…。

このバンドは思ってたバンドとは違う。

みんな結構笑うんだ。

もっと怖いグループだって勝手に思ってた。

俺らSixTONESもよく言われるから、少し親近感。




それから数曲また歌ってライブは終わった。

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
251人がお気に入り
設定タグ:SixTONES , 松村北斗 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

低血圧ニキ(プロフ) - やかんのお湯が沸騰さん» だはっ…ありがとうございます…! (2020年7月25日 17時) (レス) id: 269c4101d1 (このIDを非表示/違反報告)
やかんのお湯が沸騰 - これ好きすぎる…… (2020年7月19日 15時) (レス) id: 2c2207dcd2 (このIDを非表示/違反報告)
低血圧ニキ(プロフ) - ミルクジュースさん» ご愛読ありがとうございます!!!凄く励みになります!!! (2020年7月17日 17時) (レス) id: 269c4101d1 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクジュース(プロフ) - 妄想でもめっちゃ面白いです!更新頑張ってください!! (2020年7月16日 23時) (レス) id: bad808718e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:低血圧ニキ | 作成日時:2020年7月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。