いけないこと

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ときの流れは早く

Mステ生出演の日になった




やばい、


今の俺はガチガチに緊張している…!!!
SixTONESさんとは最終の打ち合わせも込めて同じ楽屋になっている。

それが余計に緊張するというか…‼

だってこの人たち全く緊張してないんだもん

ジェシーさんに限ってはずっとふざけてる…
俺もここまで鋼のメンタルになりたい






"僕らはいつか"になってからは
初めてファンの、いや、全国に顔を出すんだ…

俺のせいで音を間違えてSixTONESさんの迷惑になったらどうしよう…

俺のせいで空気が乱れたらどうしよう…

MCの方にお話を振られてうまく返せなかったら……


ｷﾞｭｯ



「…ぇ」


理解するのに時間はいらなかった。


俺は今北斗さんにハグをされている

しかも片方の手は背中に手を添えて

もう片方の手は優しく頭に手を添えて一定のリズムでポン…ポンと撫でてくれている




北「思い詰めた顔してる。大丈夫。俺らがいるから。何があっても助けるよ。信じて。」




北斗さんは優しい声色でそう言った。



何なんだろうこの気持ちは

さっきまでの緊張が嘘みたいに溶けていく
メンバーに励まされるのとは違う安心感

まだ…

まだ俺を離さないでほしい



でも、そんなワガママを言う資格、俺にはないから



「ぁ、ありがとうございます。すごい落ち着きました…。緊張してたのバレちゃってたんですね…(笑)
恥ずかしいなぁ〜」


バレてたことが少し恥ずかしいから笑ってみせた




北「Aさんがすごくキレイだから」




どうして




どうしてそんなきれいな瞳で俺を捉えるの

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