目が覚めたら犬になってた【呪術廻戦】 (ページ7)

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バカはやっぱりバカページ7

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「しっかし、お前こんな白かったんだな」

「わふっ」

ドライヤーで乾かされ、全身鏡の前に映ったわんこの私は、真っ白ふわふわなわんこだった。残念ながらポメではなかった。

…ほんとに犬なんだなあ、私。

人間だった頃を懐かしく思い、しゅんとなる。

これからどうなっていくんだろうか。もうこのまま一生犬として過ごさねばならないのか。だとしたらこれから一生ドッグフード……？肉が良いです肉が。

…いや、真面目な話、この先不安でしかない。バカの私でも、さすがにこの状況は不安と恐怖でいっぱいでご飯も喉を通らな＿＿。

「Aー、メシだぞ」

やったー！！ご飯だぁ〜！！！

五条先生に呼ばれ、私はせっせこせっせこかけて行く。くそっ、この短い足が憎いっっ！！

ﾃﾃﾃﾃﾃと五条先生の足元まで来た。

早くください早くくださいと足をぐるぐる回る。

「落ち着けって。ほら」

わーい！！ささみだ〜！！！やったー！！

私はささみに顔を埋め、夢中で食べる。五条先生はそんな私の頭を撫で、自分のご飯を食べ始めた。

私はあっという間に完食し、満腹になったので腹を上に向けてごろんと横になる。

なんか悩んでた気がするけど、ご飯食べたら忘れてしまった。まあそんな大したことでもなかったんだろうから、いっか。

すると、五条先生は私を見てブハッと笑う。

「お前、顔中にささみ付いてるし、腹ぱんぱんだぞ」

「わぅっ！？」

なんだと！？女子としてあるまじき姿ではないですか！！犬だけど！！
そんなふうに慌てていると、五条先生が顔を拭いてくれた。

起き上がったらお腹と床がくっつきそうだった。
やべぇ、私思ってたよりも短足だったわ。何でだ。スレンダーな犬になりたかった。歩くのにも小走りなっちゃうわ。

「そろそろ寝るか」

「わんっ！」