貞子ライフ01 ページ1
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目が覚めたら真っ暗な暗闇に横たわっていた。
…あれ、私確か、リングを見ていて…。
それから急に目眩がして…どこだ?ここ。
私はゆっくり起き上がった。
何も見えない。
「え…まじでここどこ?」
辺りを見回せば、かすかに光が見えた。
とりあえず、私はその光向かって歩く。とにかくここから出たかった。
段々と光は大きくなり、その光が四角であることに気が付いた。
なんで四角?
…まあ、いっか。
元来脳天気な私はその疑問に蓋をして、光に手を伸ばした。
…あれ、なんか枠みたいな?いや、有難い。外に出やすいや、これ。
よいしょ、と私はそこから頭を出した。
「ふぃ〜、やっと外の世界…」
あれ? ここ、誰かの家?
枠の中から顔出したら、そこは誰かの家らしかった。というか、目の前に人居る。え?ここどこ?
目の前のその人たちは私を見つめ唖然とした。
そりゃそうか。急に自分家に知らない人間来たら驚くよな。よし、ここは私がヤバい奴じゃないことを説明しなければ__。
「あの! どうも! 私決して怪しい者ではなくてですね!」
「キェアアアッッ!! シャァベッタァァァァァァァ!!!」
「え??」
「サダコ シャァベッタァァァァァァァ!!!」
「貞子? 失礼な、私の名前はA_」
突然奇声を上げたその人は、狂ったようにその部屋から飛び出した。
なんなんだあの人は。人を化け物みたいに。
私はよっこらしょと四角い何かから這い出て、立ち上がる。
…四角い何かって、なんだ。
ギギギ…と私は後ろを振り向いた。
そこにあったのはテレビだった。
そう、テレビ。
テレビからでてきたの?私。
あれ?さっきの人、貞子って言ってなかった?
私は咄嗟にそこにあった鏡の前に立った。そして
「キェアアアッッ!! 貞子居るぅぅぅっ!!」
部屋の住人と同じように奇声を上げたのだった。
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k?(プロフ) - ギャグ線高すぎで軽く言って大好きっす (7月9日 15時) (レス) @page11 id: 8c56467790 (このIDを非表示/違反報告)
乙棘を見守りたい - 更新はしないのですか?見たいのですが、出来ればしてくださると嬉しいです! (2022年6月11日 22時) (レス) @page13 id: 8abf4c4eb8 (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - 朝は起きてるのバレるのに笑っちゃうでへへ (2022年3月27日 8時) (レス) @page13 id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
Chiharu(プロフ) - ボブーッ! って言っちゃいました笑 すごく面白かったです!!!! (2022年1月15日 1時) (レス) @page13 id: bd8f0e2e75 (このIDを非表示/違反報告)
mari(プロフ) - ノリ好きです笑 これからも応援してます🌟 (2022年1月6日 22時) (レス) @page13 id: e3d45e5295 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨ノ | 作者ホームページ:
作成日時:2021年3月27日 0時