ごめんね素直じゃなくて? ページ13
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「それで__デート、してくれるよね?」
「う……」
まずい。逃げ場を失った。
どうにかこうにか、帰る為の言い訳を考える。
「私、お財布に少ししかお金入ってないんで」
「もちろん僕が全部払うよ。もしかして、割り勘のつもりだった? デートで女の子に払わせるなんてことしないよ〜」
「私、ほら、すごいダサい格好してるし」
「Aちゃんてスタイル良いよね。脚長いし。デートの時に僕が服見繕ってあげる」
脚長いって、あんただけには言われたくない…!!
「ね、僕とデートしよ?」
サングラスをズラして、こちらを見てくる五条悟。
正直すごくかっこいいし、こんなイケメンとデートする機会なんてそうそう来ない…。
一回だけ。一回だけ、なら。
__結果的に、欲が勝ってしまった。
「今回、だけですからね」
「やった!」
「__……」
あんまりにも嬉しそうに笑うから、驚いた。
何がそんなに嬉しいんだろうか?
不思議に思いながらも、そういえばデートとか初めてだけど、どんな感じなんだろうと首を傾げる。
すると。
「よし! 早速行こっか!」
「ぅえっ!?」
待って。待って待って待って。
「いきなり、手、繋ぐんですか…!?」
「だってはぐれちゃうでしょ」
「そ、え、あ、う」
「あはは、それ何語?」
さらりと流れるような動作で私の手を握った最強。
男らしいその手に、思わず顔が真っ赤になるのが分かる。
そんな私を見て、サングラスの向こうの目は楽しげに細められた。
__か、からかわれてる…!
もう、私の思考回路はショート寸前だった。
……美少女戦士の主題歌みたいなことを思ってしまった。
こうして、最強と私の波乱のデートは幕を開けたのだった_。
***
余 命 1 週 間 の 少 女【呪術廻戦】
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5 - え、ここで、、おわり、、!?!?いつか続き書いてくださいね!?!? (7月9日 16時) (レス) @page15 id: e73ffa8a04 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - 続き読みたいなぁ…( とても面白かったです!!! (2022年10月5日 20時) (レス) @page15 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
卯月(プロフ) - 続きが気になる!楽しみにしてます! (2021年10月19日 22時) (レス) @page15 id: f89089966a (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - え?イケメェン。 (2021年5月11日 0時) (レス) id: 262b3e9786 (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - 山田○○ですって言ったところから、ん?って思ってたらまさかの山田妹だったwwとても面白いです!! (2021年4月7日 14時) (レス) id: de8b53d880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨ノ | 作者ホームページ:
作成日時:2021年3月20日 10時