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第8話 彼女の心 ページ10
モブ視点
やっと…。やっとだ。彼女の無意識領域に入れる。
彼女は寝ている間なのに殺気がすごかった。
夢の中の化け物たちも怖かった。
でも、ここまできた。
見えない壁を、思いっきり錐で突き刺す。
そこは、綺麗なほどの暗闇だった。
すぐ手前に、どこの光を反射しているのかわからない水晶玉が見えた。多分精神の核だ。
破壊しようと思い、暗闇の中に足を踏み入れた。
いつまでたっても、足がつく感覚がない。そして水晶玉は上へ上へと遠ざかっていく。
俺は、暗闇の中に落ちた。
底無しの恐怖の中に、落ちた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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作者名：鏡の狐 | 作成日時：2023年4月5日 16時
