君は、恋人ちゃん。 (ページ31)

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佑「で、いろいろしてて3時くらいになったわけ」

美「イロイロ」

謙「イロイロ？」

翔「イロイロだよ？」

風「イロイロなげえな」

佑「うるせぇな(笑)」

ちょっと寝てたら急に起こされて「ねぇ、朝日見に行かない？」って言われたわけ。で、「お前起きれないだろ」って言ったんだけど「どうしても行く！」って聞かないわけ。マジで真夜中に急になんだよって思ったけど「5時に起きる！」とか言って寝ちゃうから何も言えなくてさ。

翔「さなぴーよく許したね」

佑「マジそれ、ナナじゃなかったら怒ってたわ」

謙「マジでナナちゃんに甘いよね」

佑「・・・しょうがない」

美「(笑)で、5時に起きれたの？」

佑「ナナ？無理に決まってんじゃん。5時になっても爆睡、叩き起こしても中々起きなくて30分ぐらいロスした」

風「可愛い(笑)」

で、俺が引き摺って車に乗せて出発したわけだけど、車でも大爆睡。行きたいって言ったの自分ののくせに全然寝てんの本当ひどかったよ、アイツ(笑)

佑「まぁそんなこんなでついてまた起こすじゃん」

謙「うんうん」

佑「明らかに寝ぼけてんのに『綺麗だね～』ってつって15分もしないで寒いからって車戻ってまた寝た」

翔「もっかい言うけどよく怒らなかったね？」

佑「・・・なんか、そういうとこもらしいなって思って」

美「ナナさんに甘すぎでしょ」

風「そんな子なのにすごい好きなんだからガチなんだね」

健「もう引き返せなくなってる(笑)」

佑「はぁ・・・」

謙「さなぴーが迷子だ(笑)」

大「で、そのあとは普通にホテル戻って楽しんだわけ？」

佑「え？あぁ最終的にはそうなんだけど、車で寝てたからそのあとピンピンして朝っぱらからマック食べたいて言うからドライブスルーでマック買ってホテルで食べてたんだけど『悪いことしたい』って言って上着脱ぎ始めてベッドの上でマック広げてハンバーガーに食らいついてた」

翔「ナナちゃんって顔に似合わず豪快なんだね」

佑「・・・びっくりしたよ。」

謙「そん時さなぴーは何してたの？」

佑「隣でインスタントの味噌汁を飲んでた」

健「温度差(笑)」

美「お爺ちゃん(笑)」

佑「ま、そのあとが良かったですけど。非現実的で」

風「朝っぱらから楽しんだ？」

くくっと笑った風磨がそう問いかけるとさなぴーは「朝っぱらから振り回されたお返しね？」と楽しかったのを思い出したように心底嬉しそうに微笑んだ。