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「みゅうさん」
美「シーッ」
「・・・？」
美「昼間の続き、するよ？」
誘ったのはそっちでしょ？と至近距離で笑うとAは顔を真っ赤にしてから視線を逸らす。その隙に抱き上げてベッドに押し付ければAはやっと俺の本気が分かったのか向けてきたその控えめな視線に俺の支配欲がどんどん掻き乱される。
美「・・・たまんないね、その顔」
「っ、」
美「今日のパジャマも可愛い」
そうやって俺が褒めて小花柄の可愛いそれを容赦なくたくし上げると、目に入ってきたのは黒の下着で、あまりのギャップに視界をぐらっと揺れそうだった。
美「っ、」
「・・・みゅうさん？」
美「いい眺めだわ」
「っ、もうっ」
そのまま視界の中に入ってくる乱れた小花柄のパジャマとその顔からは想像できないようなえっちな黒い下着をじっくり眺める俺にAは恥ずかしそうに顔を逸らす。
美「・・・俺の好み、知ってた？」
「え？」
美「黒、えっちで最高なんですけど？」
そう口にした俺にAは「っ！？」と瞳を泳がせると反応する間も与えずに口を塞いだ俺の背中に腕を回した。
美「A？」
「っ、ん？」
そうやって名前を呼べば、好きって蕩けた顔で見つめられて・・・本当にえろいなって口角を上げる。昨日とは違うやり方で愛せばAだって昨日と違う反応を見せるわけで。こうやって、一枚一枚剥がしていって、最後の最後まで全部俺のものにしたい。全部、俺が知りたい。
「っ、みゅうさんっ」
美「・・・俺のこと、好き？」
そうやってAに問いかければ彼女は泣きそうな顔して大きく頷いて、俺の顔に手を伸ばした。満足して応えるようにキスを夢中で落とせば、Aは苦しそうに顔を歪めて「美勇人が好き」と口にしてくれる。
・・・愛してる時にしか呼ばれないそれは、何度も俺の心を刺激する。
美「俺も好きだよ」
「美勇人っ」
美「ふふ」
嬉しそうに顔を緩めた彼女は俺しか知らないその顔で「明日も美勇人が好きだよ」と俺を見つめた。
言い表せないほどの大きな至福感。
・・・心が、満たされる。
美「ありがと」
Aは俺の笑った顔に満足そうに口角をあげると、妖艶なその表情でまた俺に手を伸ばした。
明日も君は、俺の恋人ちゃんなんだ。
だから、明日も明後日もその次の日も・・・ずっと、君を愛するよ。
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作者名：愛美
| 作成日時：2020年9月20日 2時
