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家に着いてクローゼットを開けると。


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「あった…」


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彼にかけられた青いマフラーがまだ置いてあった。


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「今度会った時返そう」


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そう思って会社のバッグに入れた。


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…よく考えると私、亮ちゃんに告白されたんだよね?

今日からペアになったのに気まずいなぁ…


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そう思っていると携帯のディスプレイが光った。


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“ 家 帰れた?ごめん、急に告白して。やっぱりもう少し俺の様子見てから返事してほしい。

亮 ”


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うん、そうだよね。
亮ちゃんの事、ただの同僚としか思ってなかったけど ちゃんと男の人として見てそれから返事しないと亮ちゃんにとったらそりゃあ、不満だよね?


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“ うん、そうするね。明日からの仕事も頑張ろう♪ ”


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そう返信して私はお風呂に入った。


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作者名:ちゃむ | 作成日時:2016年12月17日 10時

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