02 ページ2
.
亮「企画書、出来た?」
「全然。短距離走向けのランシュ(ランニングシューズ)の企画初めてだからさ」
亮「そうやんなぁ、Aは長距離の選手やったもんな…」
「そう…、今調べてるとこなんだけど。でももう3日後に提出だから今日
はある程度出来るまで帰れないかな?」
亮「んなら、俺も今日残業頑張ろかな!終わって時間あれば飲みに行こーや!俺のおごりで!」
「ほんと?行く行く〜♪」
.
昼ご飯を食べ終え、仕事場に戻るとまた重い空気が私の体内に流れ込んでいく。
.
課長「椿さん、ちょっといいかな?」
「はい」
.
課長に呼び出されて私は個室に入る。
.
課長「ペアを組む、っていう話したよね?」
「はい」
課長「しばらく 椿さんを見てて、誰が君のペアに相応しいか見ていたんだけど…」
.
課長は銀色のメガネをクイっとかけ直して
.
課長「君のペアは 錦戸だ。あいつが1番、椿さんを理解している」
「分かりました」
課長「同期コンビで頑張れ!これからの活躍に期待している」
.
部屋を出て行く時に錦戸を呼んできてくれ、と言われた。
.
亮ちゃんは 少し怖がりながら個室に入って行ったけど、
部屋から出てくる時はニコニコ笑って私と無言でハイタッチした。
.
45人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゃむ | 作成日時:2016年12月17日 10時