検索窓
今日:13 hit、昨日:1 hit、合計:15,598 hit

02 ページ2

.


亮「企画書、出来た?」


「全然。短距離走向けのランシュ(ランニングシューズ)の企画初めてだからさ」


亮「そうやんなぁ、Aは長距離の選手やったもんな…」


「そう…、今調べてるとこなんだけど。でももう3日後に提出だから今日
はある程度出来るまで帰れないかな?」


亮「んなら、俺も今日残業頑張ろかな!終わって時間あれば飲みに行こーや!俺のおごりで!」


「ほんと?行く行く〜♪」


.


昼ご飯を食べ終え、仕事場に戻るとまた重い空気が私の体内に流れ込んでいく。


.


課長「椿さん、ちょっといいかな?」


「はい」


.


課長に呼び出されて私は個室に入る。


.


課長「ペアを組む、っていう話したよね?」


「はい」


課長「しばらく 椿さんを見てて、誰が君のペアに相応しいか見ていたんだけど…」


.


課長は銀色のメガネをクイっとかけ直して


.


課長「君のペアは 錦戸だ。あいつが1番、椿さんを理解している」


「分かりました」


課長「同期コンビで頑張れ!これからの活躍に期待している」


.


部屋を出て行く時に錦戸を呼んできてくれ、と言われた。


.


亮ちゃんは 少し怖がりながら個室に入って行ったけど、

部屋から出てくる時はニコニコ笑って私と無言でハイタッチした。


.

03→←01



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
45人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゃむ | 作成日時:2016年12月17日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。