_ ページ38
ガラッ
俺が "SnowMan"のD.D.を見終えたあと
タイミングよくドアが開いた。
「…村田さん」
村田「お、やっと覚えた?」
「いや、、村田さんは思い出した」
村田「へ?」
今日の朝、
起きたら村田さんのことは鮮明に思い出した。
何がきっかけで思い出したのかとか
全然分からないけど
朝起きたら 村田さんの存在を思い出した。
俺の精神科医。
それと 俺の父さんだってこと。
村田さんを思い出したおかげで
藜や祖父との関係の変化や
栞さん 遥永ちゃんの存在
姉貴が 亡くなってしまったことが
糸が繋がったかのように
鮮明に、思い出した。
それなのになんで、、
村田「みんなのことは 思い出せない?」
村田さんは俺の考えを読み取ったのか
そんなことを言ってくる。
そう、
村田さん達のことは思い出せたのに
仕事のことと みんなの事が
まったく思い出せなかった。
仲が悪かった時に
祖父や藜に言われた言葉。
所々がぼやけてて
大事な部分だけ見えないみたいなイメージ。
「早く、思い出さなきゃ。…ここ、俺の場所なんでしょ?」
気付いたら
村田さんにそんなことを話してた。
村田「ゆっくりでいいんだよ。自分のペースで思い出さなきゃ。…消えた記憶を取り戻すのは すごい体力や精神を削るんだよ。頑張りすぎたらダメだよ、自然に 。」
そう言って 俺の肩を優しく叩く。
そんなこと言われても
焦ってしまう俺の気持ちは
もうどうしようも出来ないんだと思う。
パッとテレビの方を見ると
ふっかさん 達がステージをおりて
席に戻っている所だった。
深澤「最後に俺たちからお話があります」
席に戻ったふっかさん達は
席には座らず
整列をした。
深澤『俺たち SnowManのメンバー 八葉Aは、只今療養中です。必ず戻ってきますので もう暫くお待ちください。』
照『全員で またD.D.を披露できるように 。
全員で また笑い合えるように。
俺たちの手を離さないで 待っててください。お願いします』
そう言った二人。
そして"照くん"の最後の一言で
全員が頭を下げた。
顔を上げた9人は
すごい 優しい笑顔をしてた。
ラウール『…A、待ってるよ。頑張ろうね』
「……、」
619人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RIN29111397(プロフ) - このお話大好きなので頑張ってください (2020年5月16日 12時) (レス) id: 07a6ed2f8b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:碧 | 作成日時:2020年5月15日 11時