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今日は滝沢くんが話があると 病室にやってきた。






毎日来ている俺たちの荷物が
着々と増えてきたこの部屋に
滝沢くんが 少し苦笑い。笑








心電図の音と
時計の秒針の音。







それだけが響くこの部屋。









滝沢くんは来て直ぐに
Aのそばに座ったけれど
特に何も話さなかったから
そんな音が響いてた。









滝沢「ふぅ……」




暫くして 滝沢くんが
息を吐いた。





そして 俺たちの方に振り向いて
全員の顔を確かめるように 目を向ける。







滝沢「…そろそろSnowManの活動を再開する」

全員『…え?』

深澤「Aは、?」






話を最後まで聞かず
つい、口が開いてそう質問をしてしまう。






滝沢くんは
俺の顔を見て、もう一度閉じた口を開いた。







滝沢「Aは遅れて再開。ファンの方々は目撃してる人が多かったり ニュースにもなってるから事情は分かってくれるだろう。」







滝沢くん、、、

それが聞きたいんじゃなくて。








照「あの、歌番組には出ないですよ、、AがいないD.Dは意味ないんで」





俺が聞きたかったことが
照によって
断言した形で滝沢くんに伝わった。







でも 俺たち全員、同じ気持ち。
Aがいない状態での
デビュー曲を披露することは
絶対にしたくないって



みんなが きっと
心の中で 暗黙の了解のように
共通していたはず。








滝沢「…ダメだ。もう タイムアップだ。」






もう待てない。

仕方がないこと。








そう言われた後に 滝沢くんのある言葉で

俺たちは釘を打たれたかのように

絶望した。







滝沢「Aは、踊れなくなるかもしれないんだぞ」






もし 起きるまで待って、
意識が戻ったとき。


さぁ 踊ろう となったときに
踊れなかったら 全員が
悲痛を味わう。



A自身も
それは望んでないだろう





そう言われた瞬間
泣きそうになった。





いい大人が涙なんて簡単に流すなよって
思うかもしれないけど




辛いことは辛い。
俺にとってAや皆は大切な存在だから。





何かあったら
自然に涙が出るくらいな存在なんだよ。





でも 泣かない。

俺は目元を押えてグッと力を入れた。





康二が帰ってきたあの日

今辛いのはAだから

俺たちは涙を見せないって話し合った。





それでも どうやっても
溢れだしてくる
泊まることを知らない涙。







深澤「まって、、みんなごめ、、」

約束を破った俺はみんなに謝った。

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RIN29111397(プロフ) - このお話大好きなので頑張ってください (2020年5月16日 12時) (レス) id: 07a6ed2f8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月15日 11時

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