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ラウールside






ずっと みんなの声は聞こえてたんだよ。




ただ 声を出すことや体を動かすことや
目を開くことが出来なかった。




金縛りにあってたみたいな。
そんな感じ。






だからAに何があったのかとか
これから どうなってしまうのか とか
全部聞こえてた。







それを聞いて
俺は悔しがることも 涙を流すことも許されない。

今すぐにAに会うことさえ許されない。

ただの拷.問じゃん。









そう思ってたら
ふと 体に力が入った。


なんでかは分からないけど
ずっと開けたかった目が勝手に開いた。





ラウール「A、、」

意識はしっかりしてるし
声も出る。




ただ








バタン





立つこと、歩くことは出来なかった。







俺はベッドから崩れ落ちた。
立ち上がることが出来ないから 自分で起き上がることも出来ない。




どうしようなんて考えてると
隣から足音が複数聞こえて
すぐに俺の病室の部屋が開いた。






それで、岩本くんたちが Aのところに
連れていってくれた。






それで俺は

あることを確かめるかのようにAの手を握った。





俺が心配だったこと。

それはAのこともだけど

いつも元気な佐久間くんが俺の病室で泣きまくってたから

すごい気になっていた。






早く声をかけてあげたかった。

けどAの姿を見るまでは何も言えないから

やっと起きれても 佐久間くんには話さなかった。







綺麗な顔に 沢山の傷。

頭には包帯が巻かれていて

俺なんかよりも 重症。




機器に沢山繋がれていて

人工呼吸までついていた。





自力で呼吸、出来なくなっちゃったの?

俺と一緒に帰ってる時あんなに元気だったじゃん。








そんなことを考えながら

Aの手を握る。




みんなにはこんなことを考えてることに

気付かれないように




普通に振舞ってみた。








ピクッ






俺が握っていたAの手が

少し動いた。





ラウール「…」






きっと よく言う
ただの反射だろうけど


大丈夫な気がした。

どこから来る自信なのかは
分からないけど 大丈夫だと思って
佐久間くんに話しかけた。






ラウール「佐久間くん、大丈夫だよ」

佐久間「え?」







Aは 踊れるよ。

これからもずっと SnowManで

笑って踊ってくれると思う。






そう俺は、佐久間くんに目を合わせて

伝えた。

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RIN29111397(プロフ) - このお話大好きなので頑張ってください (2020年5月16日 12時) (レス) id: 07a6ed2f8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月15日 11時

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