あなたが変わっても、わたしは変わらない【AM】② (ページ15)

今日:17 hit、昨日:1 hit、合計:16,790 hit

★55. ページ15

Aside

もはや、辻さんとか田島くんのことは心配してなかったのが事実

自分のことに精一杯で、何も考えてなかった

夜の夜景を見ながら展望デッキで1人黄昏れる

どうしよう…

「帰ろっかなぁ」

雅「帰っちゃうの？」

・

「…雅紀！？」

雅「しぃーっ。なんか急に会いたくなって来ちゃった。菜月に聞いて、ここにいるって言ってたから」

「雅紀、会いたかった…連絡ないとか何よ！」

雅「ごめんごめん。こっちもライブとかあって忙しかったからさ」

「だよね。ごめんね」

雅「あのさ、もうすぐ誕生日じゃん？イギリスでも行こっか！」

・

「は？何でイギリス？」

雅「…というのはじょーだんで、横浜行こう！」

「何それ。夜の横浜行きたい！みなとみらい！観覧車とかいいよねー」

雅「…だね。また連絡する」

「うん。わかった」

雅「じゃ、今夜はAの部屋でゆっくり過ごそうかな！明日昼からだし！」

「え、何で！？」

雅「ほら、送るから行こう！」

・

雅紀の運転で家に帰って来た

部屋に入るなら、後ろからギュッと抱きしめられた

久しぶりの雅紀の温もり

寝室に向かい、雅紀は悟ったのか押し倒してきた

そのまま身を委ねた