番外編:憂鬱組と回転寿司2 ページ49
お稲荷さんを沢山食べて満足した後、
『え、と。椿さん...?これもしかして一人で食べるんですか?』
真ん中に置かれた巨大な抹茶のパフェ
いくらなんでも流石にこれは
「何言ってるの。皆で食べるんだよ、ほら」
『あ、そうでしたか(良かった...)』
椿さん一人でこんな大きいの食べるってなったら流石にまずいもんね...!
そんな細い体のどこに入るのだか
『(なにこの敗北感)』
「?Aむすっとしてどうしたの。食べようよ、皆もう食べてるよ」
妬みという名の考え事をしていたらいつの間にか皆パフェを食べていた。
抹茶パフェ好きだけどすぐにギブアップしそう
「はい、あーん」
『...へ?』
「ほら口開けなよA」
椿さんはにこにこしながら私にスプーンですくった生クリームを差し出してくる。
『じ、自分で食べますから!』
「これだけで照れたらこの先もたないよ?」
『!?』
「椿さん、こんなところで変な事言わないでください。困ります」
「ほら桜哉が悲しそうにしてんじゃ〜ン!!"俺だってAのこと好きなのに...そんなこと俺の前で言うなよ..."って顔してるシィ〜〜!!」
「で、デタラメ言うんじゃねぇよ!!そんなこと思ってない...!!」
「えー?桜哉〜Aはあげないよ?」
「だから違いますって...ッ!!」
「図星のようですね」
皆が桜哉を見て笑う。桜哉っていじられキャラだなと今思ってしまった。
すると隣から手が伸びてきて頬に触れる。
布越しだがビクリとなる。
そのままくいっと顔を上げられ口に流し込まれた。
「Aが素直に食べないのがいけないんだよ?」
『む、無理矢理すぎます...!!』
きっと私の顔は真っ赤であろう。
気を紛らわす為にパフェにがっついた。
「Aいい食べっぷりだねw」
『お、お腹空いたんです!!』
「さっきあれだけお稲荷さん食べたのに?」
『ぐっ...』
「(可愛いな)」
そしてなんとか完食
オトギリさんはすぐに離脱し、私もやっぱり途中で落ちてしまった。
「〜〜〜〜円です」
『......』
金額を聞いた時目が飛び出しそうなくらい吃驚したけどそんな大金を普通に払う椿さんにも驚いた。
か、金持ち
「...ふう。美味しかったね」
『はい。皆さんと食べれて凄く美味しかったですし楽しかったです』
「そっか。また皆で来れたらいいね」
『はい!』
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伊奈世 - 凄くいい話だー!! 他のお話も見てみようかな? (2018年10月10日 18時) (レス) id: 866dcf4e71 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ - 面白かったです!!もし良ければ続編をよみたいです…( (2016年11月6日 21時) (レス) id: 39bc972b6e (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - まるりさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!続編は今どうしようか考えているところです(^-^)次作も読んでくれているなんて凄く嬉しいです;;ありがとうございます! (2016年10月12日 23時) (レス) id: f03907babf (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - 夏樹まいさん» ありがとうございます!次作の方も頑張って更新したいと思いますヽ(;▽;)ノ (2016年10月12日 23時) (レス) id: f03907babf (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - ^−^さん» 読んでくれてありがとうございました! (2016年10月12日 23時) (レス) id: f03907babf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉 | 作成日時:2016年9月18日 22時