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桜哉side
真昼に俺が吸血鬼だと告白した後、
真昼と向き合うことができた。
けど、まだあいつの傍にはいられない。
椿さんは俺達にとって特別な人だから。
｢...？雨か｣
椿さんか？...いや、普通に雨が降ってる。
そんなことは気にせずに歩き続ける。
冷てぇな
｢！｣
その時俺の足は途端に止まった。
前からある人物が歩いてきているからだ。
オレンジ色となんともまぁ目立つ色の傘
黄色のヘアピンにオレンジ色のパーカー
あれは......
『桜哉...！？』
A......
｢よおA｣
『桜哉！！どうしてこんなところに...！』
｢うちにいるの退屈だったんだよ。ただの散歩だ｣
『そっか...』
沈黙
よく見るとAは元気がなさそうだった。
｢...A、ちょっと顔見せて｣
『え？なんで...』
｢いいから｣
『！？』
Aの頬を両手で包み、そのまま自分の方を向かせる。
見てみるとAの目は赤くなっている上に目の下にクマができていた。
｢...泣いたのか、お前｣
『ッ別に...』
｢椿さんのことか？｣
『ッ！？』
反応した。やっぱりか...
『桜哉...椿さんのこと何か知ってるの？』
｢知ってるも何も一緒に住んでるんだしな｣
するとAはこっちを見たり俯いたりと繰り返している。
何か言いたげな...
まぁ分かってるんだけど
『あの、ね桜哉。私が今椿さんのこと聞いたら...教えてくれる...？』
瞳が潤んでいる。今にも涙が零れ落ちそうな
＿＿＿＿＿＿ごめん、椿さん
｢＿＿＿いいよ｣
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伊奈世 - 凄くいい話だー！！ 他のお話も見てみようかな？ (2018年10月10日 18時) (
レス) id: 866dcf4e71 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ - 面白かったです!!もし良ければ続編をよみたいです…( (2016年11月6日 21時) (レス) id: 39bc972b6e (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - まるりさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！続編は今どうしようか考えているところです(^-^)次作も読んでくれているなんて凄く嬉しいです；；ありがとうございます！ (2016年10月12日 23時) (レス) id: f03907babf (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - 夏樹まいさん» ありがとうございます！次作の方も頑張って更新したいと思いますヽ(；▽；)ノ (2016年10月12日 23時) (レス) id: f03907babf (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - ＾−＾さん» 読んでくれてありがとうございました！ (2016年10月12日 23時) (レス) id: f03907babf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉
| 作成日時：2016年9月18日 22時
