29 ページ29
家の前に着き、椿さんがくるまで携帯をあたりながら待つ。
今迄やってきた椿さんとのメールのやりとり...
時々送られてきた"家族"との写真
それを見るとちょっと胸が苦しくなる。
私の家族はバラバラだから...
『...？』
すると前方から人が此方へ向かってきているのが見える。
椿さんではない
...誰？
『あの、うちに何か用d＿＿＿＿＿＿＿ッ！！』
その人は急に私に襲いかかってきた。
もしかしてこの人も"吸血鬼"....ッ！？
『...ッ！！』
恐怖のあまり体が動かない。思わず目を瞑ってしまった。
もう終わりだ、と思っていたが吸血鬼らしき人は襲ってこない。
うっすらと目を開いてみるとそこには椿さんがいた。
『つ、椿さん...！』
「面白くないことになってたね。大丈夫？」
『はい、大丈夫で...._____＿＿＿！！』
椿さんの足元を見ると先程私を襲おうとしていた人が倒れていた。
やっぱりこの人...
「下位吸血鬼だ。誰のかは分かんないけど」
『やっぱり吸血鬼...』
「...ねぇ、A」
『は、はいッ！』
そういえば椿さん私に用事があるってこっちにきてもらってたんだ...！
さっきの下位吸血鬼のせいで忘れそうになってた...
「僕はAと会えて良かったって思うよ」
『はい。どうしたんですか急に...』
「君と会えて、毎日寿司屋に行って一緒に食べて...楽しかったよ」
『...ッ？』
何を...言ってるの...？
「だから。だから君はもう...」
「もう僕には会わない方がいい」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 364人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊奈世 - 凄くいい話だー！！ 他のお話も見てみようかな？ (2018年10月10日 18時) (
レス) id: 866dcf4e71 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ - 面白かったです!!もし良ければ続編をよみたいです…( (2016年11月6日 21時) (レス) id: 39bc972b6e (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - まるりさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！続編は今どうしようか考えているところです(^-^)次作も読んでくれているなんて凄く嬉しいです；；ありがとうございます！ (2016年10月12日 23時) (レス) id: f03907babf (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - 夏樹まいさん» ありがとうございます！次作の方も頑張って更新したいと思いますヽ(；▽；)ノ (2016年10月12日 23時) (レス) id: f03907babf (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - ＾−＾さん» 読んでくれてありがとうございました！ (2016年10月12日 23時) (レス) id: f03907babf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葉
| 作成日時：2016年9月18日 22時
