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『あ、あの』
「......はぁ...、あーー...面白くない」
『え!?』
あれだけ笑って面白くないって随分と変わった人だな...
流石に心配になってきた
「ありがとう、いいよ。それは君が食べなよ」
『あ、はい!』
「お稲荷さん好きなの?」
『!!大好きですッッ!!』
「そっか。僕も好きなんだよね、お稲荷さん」
さっきの笑い方と違い今は優しそうな笑顔だった。
「あのさ、」
『はい?』
「この距離で話すのもあれだしこっち来ない?」
『あっ、あー...そうですね』
和風服の人の隣に座る。
気の所為だろうか。この人から微かに血の匂いがした。
「ねぇ、君名前は?」
『えっと四ノ宮Aです。』
「四ノ宮A、ね。君は吸血鬼って信じてる?」
急な質問
吸血鬼かぁ...
『いるならいるんじゃないんですかね?私人の言うこと信じやすくて...言われたらすぐ信じちゃうんですよね』
「ふーん、じゃあ僕が吸血鬼って言ったら信じる?」
『え!!吸血鬼なんですか!?』
「ちょ、声でかいって。例えばの話だって」
『あ、そうですよね...すみません』
「君結構面白いね。興味があるよ」
『そうですか?...あの、あと和服のお兄さんの名前って...』
「お兄さんって照れるね。うん、
僕の名前は椿だよ。宜しくね、四ノ宮A?」
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伊奈世 - 凄くいい話だー!! 他のお話も見てみようかな? (2018年10月10日 18時) (レス) id: 866dcf4e71 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ - 面白かったです!!もし良ければ続編をよみたいです…( (2016年11月6日 21時) (レス) id: 39bc972b6e (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - まるりさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!続編は今どうしようか考えているところです(^-^)次作も読んでくれているなんて凄く嬉しいです;;ありがとうございます! (2016年10月12日 23時) (レス) id: f03907babf (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - 夏樹まいさん» ありがとうございます!次作の方も頑張って更新したいと思いますヽ(;▽;)ノ (2016年10月12日 23時) (レス) id: f03907babf (このIDを非表示/違反報告)
葉(プロフ) - ^−^さん» 読んでくれてありがとうございました! (2016年10月12日 23時) (レス) id: f03907babf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉 | 作成日時:2016年9月18日 22時