Archangels Ⅶ-ⅰ-Royal Blue Blood-【ハリーポッター】 (ページ9)

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着いた先で大型のバスにぶつかりそうになったが間一髪のところで避けた

ﾛﾝ「ここ何処だ?」

ﾊｰ「シャフツベリー通りよ。よくパパとママとお芝居を観に来たの。何故かここがパッと浮かんで…」

私たちは人混みを避けるように急ぎ足でハーマイオニーの後をついていく

ﾊｰ「こっちよ」

人通りの少ない路地に入ると私とハーマイオニーは目配せをした

『服を着替えましょう』

今の私たちの服装はパーティー用の正装のため、この街にはあまりにも馴染んでいなかった

私は手に持っていた小さなバッグの中から全員分の洋服を引っ張り出した

ﾛﾝ「一体どうやって…?」

私の様子に驚きの声をあげた

『"検知不可能拡大呪文"』

ﾛﾝ「君って凄い!」

するとバッグの中から何かが崩れ落ちる音が聞こえた

ﾊｰ「あー…本が落ちたみたいね…」

カフェに入り今後の事を話し合う

ハ「結婚式にいた皆は…助けに戻らないと」

ﾛﾝ「追われてるのは君だぜ?」

『貴方が戻る方が危険よ」

ﾊｰ「その通りよ…」

戻ろうとするハリーを私たちは止める

すると定員が注文を聞きに来たのでとりあえず全員カプチーノを注文した

ﾛﾝ「で、この後何処に行く?"漏れ鍋"とか?」

ﾊｰ「危険すぎるわ。ヴォルデモートが魔法省を乗っ取ったなら、馴染みの場所は危険よ」

『式にいた皆も、どこかに身を隠したはず』

ハ「僕のリュックサック、隠れ穴に置いてきちゃった」

その言葉を聞いて私は静かに首を横に振った

そこに男2人が入ってきたので、会話を聞かれないように注意しながら視線をバッグに落とした

ハ「…この中に?」

『前もってハーマイオニーと荷造りは済ませてあったの…いざという時のために』

ﾛﾝ「あー…でもさ、このジーンズ好きじゃないんだけど…」

小言を言うロンに構わず奥にいる男2人に目を向けた

怪しげな雰囲気に警戒していると杖を出したのが見えた

ハ「『伏せて!/ろ!』」

私とハリーの言葉にロンもハーマイオニーも伏せて攻撃をかわした

机の下に身を隠しながら攻撃を避け杖を振る

倒した頃にはお店の中はボロボロになっていた

奥で作業をしていた定員が驚きで呆然と立ち尽くしていた

ﾊｰ「行って!早く逃げて!」

ハーマイオニーの言葉に急いでこの場から離れた

ハ「鍵をかけて灯りを消そう」

ロンは灯消しライターで灯りを消し、私とハーマイオニーは全てのブラインドを閉めた