Archangels Ⅶ-ⅰ-Royal Blue Blood-【ハリーポッター】 (ページ7)

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ｽｸ「"A・セラフィム・ミカエルに、父アンジェロから預かっていたミカエル家に代々伝わる「ペンダント」を寄贈する。彼女と彼女の大切な者を守護し、あるべき時に力を与えんことを"」

そう言って小箱を私に手渡した

蓋を開けるとしずく型のペンダントだった

ﾊｰ「ホワイトサファイアかしら…」

ﾛﾝ「透明でシンプルだけど、すげぇ高そう」

私はロンの言葉を聞いて驚いた

『…透明?透明に見えるの?』

ハ「…そう見えるけど」

と私の問いかけに私以外不思議そうな表情を浮かべていた

私の目には透明ではなくロイヤルブルーに映っており、しずくの中に何かが閉じ込められているようだった

それは炎のように…まるで意志があるように揺らいでいた

『…そう』

魔力を込めていないにも関わらず私だけが違って見えることに、これは本当に家宝なんだと悟った

私は小さく呟くと小箱の蓋を静かに閉めた

ｽｸ「"ハリー・ジェームズ・ポッターに、最初のクィディッチの試合で本人が捕まえた「スニッチ」を寄贈する。忍耐と技が報いられると思い出すよすがとして"」

と布に包まれた金のスニッチをハリーの前に差し出した

ハリーはゆっくり手を伸ばして掴む

私はハリーが触れると何かが起こるかと思い、期待と緊張の念でその様子を眺めていたが特に何事もなく受け取った

ハ「…以上ですか?」

ｽｸ「いや、まだだ。ダンブルドアは君にもう1つ、形見を遺した。"ゴドリック・グリフィンドールの剣"。だがあれはダンブルドアが譲り渡せる物ではない。重要な歴史財産であり、帰属先は───」

ﾊｰ「ハリーです」

大臣の話しをハーマイオニーが遮った

ﾊｰ「ハリーの物です。"秘密の部屋"でハリーの前に現れました」

ｽｸ「剣は相応しいグリフィンドール生の前に現れる。だがその者の占有財産ではない。それに今…剣が何処にあるか不明なのだ」

ハ「なんですって?」

ｽｸ「行方不明だ。君が何を目論んでいるかは知らないが、君1人で戦える相手ではない。強大すぎる」

険しい表情でそう告げると用件が済んだ大臣は魔法省へと戻っていった